ある日の第九班 ページ19
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あたし達が下忍になってから数日がたち、あたし達は着々と任務をこなしていた。
…といっても、迷子の猫さん捜索や赤子の子守…といった、なんでも屋さんみたいな仕事ばかりだけど…
あたしとレイは知ってたから、退屈だとは思いつつも、甘んじて受け入れた。
…が、受け入れられない者が一名…
「つまんねーよ!!!もっとさ、なんかさ??あるじゃんか!色々!!」
「シバグリ、今は任務に集中」
「でもさ!」
「シバグリ、俺に反抗すんの?」
ニコッと人の良さそうな笑顔のまま、どこか恐ろしい雰囲気を出すレイ。
あの顔は、新しいおもちゃを見つけたときの顔だ。心底楽しそう。
このままだと、シバがMに目覚めかねない。
流石に止めよう。
「レイも集中。シバも、今は駄々こねてないで、木ノ葉丸くん探すよ」
今回の任務は、三代目火影様の孫、木ノ葉丸くんの捜索。
今までは事あるごとに火影様の命を狙っていたらしいが、最近はそれもめっきりなくなり、お目付け役の先生を振り切ってどこかへ消えてしまうのだとか。
そんな、いたずら小僧の捜索を仰せつかった。
ちなみに、今日はレン先生は他の任務で居ない。あたし達初の、三人だけでやる任務だ。…が…
「そもそも俺らに探索系の術ないしなぁ…」
「カエデの口寄せ獣とかにもいないのか?」
「探索系…は、いないと思うけど…」
「今契約してみればいいじゃん??まだ契約してないのがいるんでしょ??」
レイのその言葉に、シバも目をキラキラして「俺!契約してるとこみたい!!」と期待したようにこちらを見た。
随分と簡単に言ってくれるが、あたしの契約獣は、普通の契約獣ではない。
一匹と契約するだけで、めっちゃチャクラを使う!!
二人はまだその大変さが分かっていないからそんなことが言えるのだ。
が、シバにキラキラした目線を送られてそれに答えないあたしではない。
答えてみせよう、あたしのかわいい弟のために!!
「ちょっとアリエス呼び出して聞いてみるけど…期待しないでね?」
「おう!!」
「はは、ホント、いい反応。」
元気に返事するシバに、(いじm・・・いじり甲斐があるから)反応いい子大好きなレイがそれぞれの反応を見せ、あたしは口寄せに集中する。
「口寄せ…アリエス!」
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ミナ(プロフ) - 初コメ失礼します。こういった小説はなかなかないので続きが楽しみです!作者様がよければ作成再開お願いできませんか?あと一つ質問なんですが黄道十二門の星霊ってFAIRYTAILっていう作品からのものでしょうか? (2022年11月20日 20時) (レス) @page22 id: 28884c644a (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 初コメ失礼します貴方様の作品とても面白かったです!これからも応援しています! (2021年9月26日 22時) (レス) @page17 id: 173121a55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あき | 作成日時:2021年3月17日 1時