検索窓
今日:8 hit、昨日:12 hit、合計:43,091 hit

ぶきよう ページ23




 悪ガキ共と一楽に行った日からしばらくが経ち、アカデミーに入ってから二年がたとうとしていたある日。



「だーもう!なんで覚えられないんだ!毎回少し変えてくんのやめろよ!」



 一楽での約束通り、シカマルは毎朝学校で私の髪を結ってくれる。


 もちろん、シスコン代表のシゲはシカマルが結うのを食い入るように見ているが、不器用なのも相まってなかなか覚えられないらしい。


 ついでに、結うのが楽しくなってきたシカマルはアレンジ方法を日々変えているらしく、シバが結い方を覚えるのは困難そうだ。



「はぁ、シカマルも意地悪しないで結い方教えてあげればいいのに。」

「最初はそのつもりだったけどよ、あいつ、不器用過ぎなんだよ。」



 それを聞いて、ああ、と納得する。

 私も人の事言えないが、シバもなかなか不器用なのだ。



「んー。でもなあ、いい加減シカマルに髪結ってもらい続けるのも悪いし、私も覚えようかなぁ」

「そう言って先週、オレの髪ボサボサにしたのはどこのどいつだ?」

「…それは本当に申し訳ない…」



 シカマルに教えてもらいながらシカマルの髪を結って練習したことがあるが、びっくりするくらいボサボサになった。


 …よく覚えてないけど、前世ではそこまで不器用じゃなかったのになあ…と思いながら、お詫び、と言ってシカマルのボサボサになった髪をとかしたのだ。



「…それに、最近は結うのにハマってきたからな。気にすんな」

「シカマルの髪も長いんだし、自分の髪はやらないの?」

「男が凝った結い方してられっかよ。」

「あー、シカマルらしい、ね。」



--------------------

【主人公 メモ】

・主人公は、不器用らしい


ブラコン→←シスコン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:原作沿い , ナルト , 転生   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あき | 作成日時:2020年4月8日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。