ホワイトデー〜10人それぞれの物語〜BESTver

雄也ver ページ7

.





雄也side





午前10時、俺は待ち合わせ場所の公園で


周りも気にせずAにあげるプレゼントのことで


頭がいっぱいだった





『お待たせ！』





雄「お、おぅ…！」





『待たせちゃった…？』





申し訳なさそうに首をかしげながら問いかけるA…




…かわいい…//





雄「いや？大丈夫！


今日はどこ行く？」





『うーん…


どこがいいかなぁ…


雄也くんはどこ行きたい？』





雄「そうだなー…


じゃあ、ゲーセンいこうぜ！」





『また―？


雄也くん、ホントにゲームセンター好きだよね！』





雄「なんだよ…


いやか…？」





『ううん！


いいよ！行こう？


いつものところだよね？』





そう言っていつものゲーセンに向かって歩き出すA





雄｢ちょっと待て…｣





『えっ…？』





俺は勇気を出して手を繋いだ





『雄也くん…？』





雄｢た、たまにはいいだろ…？//｣





『ふふ…


雄也くん、照れてるの？』





雄｢わ、悪いかよ…！//｣





『ううん！


なんか新たな一面見れたみたいで嬉しい！』





そういうAの顔を見ると


とても嬉しそうな顔で俺のことを見つめていた





Aと付き合って知ったこと


Aはこう見えて結構な天然キャラだ





無意識に俺をドキドキさせてくる





不良だと言われている癖に


女経験のない俺にとっては


正直心臓が持たない





.

雄也ver→←雄也ver

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す