【あんスタ】アイドルって、そんなにいいものですか (1)

なにこの状況？ ページ28

そのうち逆ナンされそうだな、と少しヒヤヒヤしつつ


いつでも逃げ出す準備はできてる。


今向かってるコーナーでも誰かとエンカしてしまう可能性なきにしもあらず。


油断したら殺られる。


双子とか神出鬼没なイメージだし。


「あ」


そんな声が聞こえて、下に向いていた視線を上に上げると、


「あー・・どーも」


「んー、どーもー・・」


Knightsの黒髪の人がいた。


隣には、いい感じの猫目した人。この人もアイドル科か・・・っ！？


軽く挨拶はするものの特に会話は無し。


この人、私に超無関心な人だ。


警戒レベル落としとこう。


「凛月、知り合いか？珍しいな」


「いや、知り合いってわけでもな・・」


「おーい、A？何してるんだ？ハッ、まさか男に絡まれてる！？ってんなわけないな！」


黒髪の人・・凛月さんの声を遮る、レオ兄の場所を考えない上に私に失礼なでかい声。


その声を聞いた瞬間、凛月さんは目を見開き、レオ兄のいる方を振り返った。


そういえば、ちょっと前にレオ兄が『おれKnightsのリーダー！』みたいなこと言ってたな・・。


「おっ、リッツじゃん！久しぶりだな！」


「・・・王、様？」


なんですかこれ感動の再会劇ですか


てか王様って何？レオ兄そんな呼び方させてんの？ばかなの？イタいよ？？


「なんだよ王様って・・・(ドン引き)」


猫目の人がボソリと呟いた。

ぅゎアイドル科こゎぃ→←またお前か月永レオ。

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