運命の恋を知りました【中川圭太】 (ページ2)

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先輩からの電話ページ2

「Aは好きな人とかいないの？」

『いや、出会いなさすぎて』

絶賛佳奈と恋バナ中です。佳奈は大学の頃からの先輩と晴れて結婚することとなったようです。おめでたい。
そんな話をしていたら、今度は私が話題の中心に…

「A可愛いのに、恋人いないの勿体ないよ！」

『そう言われてもね〜』

私だって決して恋愛に興味が無い訳ではない。今までだって何人か付き合った人だっている。でも、それも大学までの話だ。

大学を卒業して3年。最後に付き合った彼とは大学2年の時に別れた。それから現在まで約5年、彼氏どころか出会いすらないのである。

『誰か、いい人いない？紹介してよ〜(泣)』

「あははっ、男運ないんだっけ？」

『うん、ほとんど向こうの浮気が原因でさよならだよ。』

「ドンマイ。いい人ね〜、紹介してあげたいけどそういう男は大抵彼女がいるのよ。」

『だよね〜』

高校の頃からろくな彼氏がいなかった。だから恋愛も少し諦めてるところがあったのかも…。私も絶対浮気しなさそうな真面目で優しい彼氏が欲しいよ！！

「そういえば！明日、私の高校の時の友達が合コンするのに人集めてたけど行く？」

『いや、明日はちょっと…』

「あぁ、はいはい、野球ね。出会いがないとか言って、野球観戦ばっかりじゃん(呆)」

『だって、今年こそは優勝するかも！』

「毎年言ってるね、それ。そんなに野球好きなら野球選手でも捕まえてみれば？(笑)」

『いや、無理でしょ。そもそもお金持ってる人って遊んでそうだし…』

もちろんそうじゃない人もいるのは分かってるけど、プロの選手って遊んでそうなんだもん。それに、遠征が多いから会えない分余計に不安になりそう…。

「まあ、とりあえず楽しんできなよ。Aに彼氏ができるの、楽しみにしてる」

そんな時…
～♪～♪

『あれ、先輩から電話？珍しい……はい、もしもし』