【刀剣乱舞】胃袋で乗っとります。

参ります!!その16 ページ27

近藤「おーやってるなー」

近藤が少し遅れてオークション会場に着くと、桜花と清光が所狭しと暴れていた。

二人の息はぴったりで思わず近藤が「桜花さんも実は刀剣女士だとか言ったら信じるヤツもいるんじゃないか？」と呟いたほどの腕前だ。

ちなみに近藤は二人にやられて戦意喪失したヤツらを捕まえて刀剣達を保護する役だ。

男「来い！」

？「痛っ…！」

そんな中、明らかに好色そうな小太りの男が短刀らしい刀剣男士…いや、ピンク色のスリップを着せられてるから女士だろう、を連れて車へ乗り込んだ。

男「車に乗ったならこっちのもんだ！さぁ〜帰ったらいっぱい遊ぼうねぇ〜？」

？「ひっ…!!」

車内にも関わらず迫る気色の悪いその姿に彼…もとい彼女は恐怖に震えたが、そこに救世主が現れた。

それは迫り来る車の前に立ちはだかり、口もとに微笑を乗せ…

？「そぉら!!」

立派な大太刀を車の窓ガラスに深々と突き刺した。

男「ば…バカな！これは防弾ガラスなんだぞ!?」

彼女？はそんな男の叫びなど知らないというように更に力を込めて「あーらよっ!!」というかけ声をかけ、車を投げ飛ばした。

思わず男がひっくり返った車から飛び出すと、その鼻先に冷ややかな目付きの桜花が刀を突きつけた。

すると男は「こんな事が許されると思うな！俺は東雲組の人間だぞ!?」と喚き出した。

その言葉を聞いた桜花は、更に目を細めこう言った。

『貴方のような方は見たことはありませんよ』

清「車止めてくれてありがとね、えっと…」

？「アタシかい？アタシは次郎太刀、要の相棒さ」

清光の一言に次郎太刀はにっこりと笑った。




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近藤要

政府の役人で桜花の友人の瑞季の担当者。

30代位の男前で肉弾戦に強く、次郎太刀を相棒に仕事をしている。

後、どうでも良いが愛妻家。

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