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少しの沈黙が続いたと思ったらリョウマ先輩は
ハハ、っと乾いた笑い声をあげながら煙草に火をつけた。
｢そうなんだ。で？だからなんだよ｣
｢Aさんと別れてあげて下さい｣
リョウマ先輩の吐いた白い煙が俺達を包む。
｢なに、廉(笑)お前もしかしてあいつにでも惚れたか？｣
｢はい、好きですよ｣
｢ハハハ、あいつがお前にどんな色仕掛けしたかしんねーけど。別れる気はない。あんな都合のいい女手放すバカいねーだろ？｣
まだ半分も吸っていない煙草を
地面に投げ落として、足で踏みつけながら火を消す
その間もずっと人を馬鹿にしたような笑みを
浮かべているリョウマ先輩の言葉に
炎のような激しい怒りが全身に駆け巡って
気がつくと、俺は彼の胸ぐらを荒々しく掴んでいた。
｢廉、残念だな。こんなんでそんなムキになるようなやつAは好きになんねーよ｣
確かにそうだ。
俺はAさんに言われた通り子供でこんなやり方でしかぶつかれない。
だけど憎くて仕方が無いんだ。
大好きな人にあんな顔させるこいつのことが。
｢若いな｣
振りかざした拳は一発、リョウマ先輩の頬に当たって
やり返してくればいいものを彼は俺の怒りを嘲笑った。
もうこんなの、負けは確定している。
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きゅん(プロフ) - このお話の廉くん可愛すぎます！廉くんがブンブンしっぽ振ってるのが想像できて、それを考えてはニヤニヤとしています！いつも素敵な作品をありがとうございます！更新頑張ってください！ (2019年10月14日 1時) (
レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - 面白いです、更新楽しみにしてます！ (2019年10月14日 0時) (レス) id: e87bce962c (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - さちままさん» コメントありがとうございます！更新遅い方ですがなるべく毎日更新はしたいので待っていて下さると嬉しいです！ (2019年10月12日 22時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
さちまま(プロフ) - このお話の展開が楽しみです。更新待ってます。 (2019年10月12日 17時) (レス) id: 8b1ec69824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みょん氏
| 作成日時：2019年10月12日 14時
