銃弾 27発目 ページ28
視点なし
『何故、此処に……』
顔を引き攣らせるAに、福沢と森は済ました顔で答える。
福沢「云っただろう、迎えに来た。」
森「エリスちゃんが久しぶりにAちゃんに会いたいって云っていたからね。」
其の言葉に卒倒しそうになるA。
『そう云うことではありません！！
二組織の頭が本部を離れることは異常なんですよ！？』
其の言葉を自分で言っておきながらまた倒れそうになるA。
ハッキリ云って地獄である。
そして、Aは教師陣の存在を思い出して冷静になる。
『……すいませんでした。
改めて、此方は先程話題に出た、私の保護者に当たる人です。
んで、こっちは……なんて云いましょう？』
森との関連付けが難しく、悩むA。
福沢「福沢諭吉だ。」
森「森鴎外、私はAちゃんの元保護者でね。
まァ一時期の不仲から関係が回復したんですよ。」
うわ、森さん相変わらずズバッと云うなぁ。
『社長、森さん、すいません。』
腹を括るしかないか。
森「？どうしたんだい？」
『異能のこと、バレました。』
マジでごめんなさい。
反省してます。
『それで……異能のことをなかなか信用してくださらなくて……』
其の言葉で察したのか、二人は真剣な顔つきになった。マジでおっかない。
『……では、話を戻しましょうか。』
教師陣に向き合い、話し出す。
まァ先刻よりかは話しやすくなったな。
『"異能力"…と云う物を聞いたことはありますか？』
そう聞くと、全員が首を振る。
『まァ当然でしょう。
異能と云う物は個性と似て非なる者であり、個性の上位互換のような物でありながら秘匿される物。
＿＿＿＿僕は其の異能の者。
異能力者の中でも類を見ない個性持ちです。』
嗚呼、矢張り皆疑うよな。
認めたくない物を認めないのが人間。
『皆様方が異能力を聞いたことがないのは当然です。異能の者はヨコハマに集中するのですから。』
ヨコハマ、そう聞いた瞬間に驚いたような顔をする。
まァそうだろうね。
根津「異能は個性と似て非なる物、と云ったね。
なら何故、ヨコハマはヒーローを受け付けないのかな？」
社長を見ると、云っていいらしい。
『……控えよ、ヨコハマを真なる英雄ならまだしも、唯の偽善者が護るなど笑止千万。
此処におわすかたは知る人ぞ知る、
ヨコハマの薄暮を取り仕切る組織
武装探偵社
の社長 福沢諭吉 様であられるぞ。』
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紫苑 - 続き楽しみです！！！滅茶苦茶文才に溢れてる、、、控え目に言って神作品✨ (2022年11月24日 17時) (
レス) @page39 id: d352e91313 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 続き楽しみです！！！！！！！！！！ (2022年9月8日 15時) (レス) id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 初コメ失礼します！続き正座待機してます！ (2022年8月16日 14時) (レス) id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
佐久 - 咲良さん» はい！頑張ります！ (2022年8月14日 21時) (レス) id: d3a191d3aa (このIDを非表示/違反報告)
佐久 - 七巳流さん» それは良かったです！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月14日 21時) (レス) id: d3a191d3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐久 | 作成日時：2022年8月5日 17時
