銃弾 16発目 ページ17
視点なし
『毎度毎度、何度其れを止めてくださいと言えば気が済むのですか。
＿＿＿＿太宰さん。』
彼女は後ろから自分を抱きしめる人物を睨む。
睨まれた人物は何処吹く風。
芦戸「Aちゃん！その人彼氏！？」
太宰「ああ、そうだ『違います』 酷いじゃないかAちゃん！私とあんなことやこんなことをした日々を忘れた『五月蝿いですよ太宰さん。』グエッ」
彼女は後ろで話す太宰の腹に肘打ち、その後に回し蹴りを喰らわせた。
『こちらはダサイ治。
気軽にダサイと呼んであげてください。』
敢えて太宰の名前を言い間違えるA。
その表情は清々しい。
太宰「Aちゃん、酷くないかい？」
と云い乍シクシクと嘘泣きをする太宰。
『ふむ、人を泣かせることが酷いことなんですね。
じゃあ、今迄にダサイさんが泣かせてきた女性にダサイさんの住所を云って罪を精算してもらいますか。』
そう云いながら手帳を取り出すA。
その手帳には電話番号がギッシリと詰められたある。
太宰「……私が悪かったからそれだけはやめてくれないかい？」
慌てて太宰は彼女の元に駆け寄りその手帳を彼女の手から抜き取って自分の懐にしまう。
それを見たAはため息をついて太宰を見る。
『…で、なんで来たんですか太宰さん。
貴方には仕事があるでしょう？』
太宰「Aちゃんに会いたくてね、国木田くんに押し付けてきちゃった。」
語尾にハートがつきそうなぐらい甘い声と顔で云う太宰。
それを見たAを除く女子陣は顔を赤くする。
逆にAは、
『またですか。
国木田さんの怒鳴り声が響くからやめてくださいと云ったでしょう？』
太宰を軽く叱る。
その時、Aの携帯からアラームが鳴り響く。
『今日は特売の日でした。
じゃ、三奈ちゃん、透ちゃん、梅雨ちゃん、ヤオモモちゃん、太宰さん、また。』
彼女は最寄りのスーパーに駆け出して行った。
『彼氏……作れるはずない。』
だって、何時迄も織田作がいるから。
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紫苑 - 続き楽しみです！！！滅茶苦茶文才に溢れてる、、、控え目に言って神作品✨ (2022年11月24日 17時) (
レス) @page39 id: d352e91313 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 続き楽しみです！！！！！！！！！！ (2022年9月8日 15時) (レス) id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 初コメ失礼します！続き正座待機してます！ (2022年8月16日 14時) (レス) id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
佐久 - 咲良さん» はい！頑張ります！ (2022年8月14日 21時) (レス) id: d3a191d3aa (このIDを非表示/違反報告)
佐久 - 七巳流さん» それは良かったです！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月14日 21時) (レス) id: d3a191d3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐久 | 作成日時：2022年8月5日 17時
