ちねんのひとり言 ページ44
僕は涼介の事を運命共同体のようなものだと思っている。
幼い頃から一緒に仕事をしていて、学校もグループも同じで。
涼介の気持ちは誰よりも理解できるつもりだし、なんだったら本人よりも分かっている自信もある。
涼介は僕の人生にとって無くてはならない存在で、それは涼介にとっても同じだと知っている。
だから。
涼介がいのちゃんの事を特別だと思っている事は、誰よりも先に気がついた。
僕は自分がいるグループが大好きだし、メンバーの事も大好きだ。
ずっとこのメンバーで一緒に居たいと思っている。
だけどいずれはそれが終わる事も分かっている。
遠い未来かも知れないけれど、グループがもし無くなった時、離れ離れになるのは悲しいと思った。
グループじゃなくなっても、関係性が途切れる事は無いと思いたいけれど、現実はそうもいかない。
涼介とはもうお互い離れられないと分かっているから心配は無用だけれど、他のメンバー、特にいのちゃんは、昔からプライベートと仕事をきっちり分けている人だったから、グループじゃなくなったら、関わりも薄れるんだろうと思っていた。
だから。
正直涼介がいのちゃんに告白したいと言った時はガッツポーズしたよね。
心の中で。
以前から、涼介にいのちゃんへの恋心の自覚を持たせようと画策はしていたけれど、急に来たチャンスに僕は喜んだ。
二人が恋人同士になって、やがてもっと深くて強い結び付きの間柄になれば、必然的に僕もいのちゃんとずっと一緒にいられることになる。
誤解しないでほしいんだけど、あくまで僕は人としてのいのちゃんに興味と好意があるわけで、決して恋愛感情ではない。
それは涼介に対してもそう。
大好きな人達と自然にずっといられるなんて、最高じゃない？
だから僕は二人を守るためなら何だってしようと思う。
涼介の隣で笑っているいのちゃんは、なんたってめちゃめちゃ可愛いんだから。
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たろう(プロフ) - 雪音さん» なんて嬉しいコメント！ありがとうございます。なかなか思ったように書けないなりにも、読んで頂いて感想まで頂いてホントに嬉しいです。気まぐれ更新ですが、またお目通し頂ければ嬉しいです。 (1月25日 22時) (
レス) id: ad9f11bcb3 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 最後の2人が仲直りするシーンで感動して泣きそうになりました。たろうさんの書くお話いつも楽しみにしてます！ (1月25日 20時) (レス) id: 287eadd06c (このIDを非表示/違反報告)
たろう(プロフ) - サツキさん» ありがとうございます。これからもサツキさんに読んでいただけるように、頑張って更新したいと思います。 (1月24日 23時) (レス) id: ad9f11bcb3 (このIDを非表示/違反報告)
サツキ(プロフ) - 返信ありがとうございます！ヤバいです！たろうさんに読んでいただけていたとは…。なんか、ものすごく気恥ずかしいです💦たろうさんの紡ぐ綺麗な文が大好きです。お忙しい中とは思いますが、いろいろお話を楽しみにしています。 (1月24日 21時) (レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
たろう(プロフ) - サツキさん» コメントありがとうございます！なんて嬉しくて勿体無いお言葉を……（涙）。私もサツキさんの小説を楽しみに読んでいた読者なので、サツキさんからコメント頂けて嬉しいです。ホントにタダの自己満足の文章を読んで頂けて、嬉しい限りです。 (1月24日 21時) (レス) id: ad9f11bcb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たろう | 作成日時：2023年12月15日 18時
