大魔王弱る ページ43
「倒れたって聞いたけど、大丈夫なんだよね？」
ルイ「ただの過労だよ。倒れた時に頭打ったみたいで軽い脳震盪起こしただけ。別に大したことじゃない。」
「過労って！？ルイ働きすぎなんじゃないの！？」
ルイ「別に仕事は関係ない。お前のせいだろ？」
「私！？なんでよ！」
ルイ「…お前が電話に出ないから。…なんで電話出ないんだよ。」
「それはルイが…！」
ルイ「俺にはお前しかいないのに…。」
それはルイがあんな事したから腹が立ってたからでしょ！
って言おうとしてたのにルイの言葉で遮られる。
私しかいない？
ルイの周りはいつだってたくさんの人でいっぱいじゃない。
ルイ「Aは俺で、俺はAだろ…？なんで俺を拒否するんだよ…。」
二人でいる時に名前を呼ばれるのなんていつぶりだろう。
ルイ「生まれる前から一緒でなんで俺だけこんなに苦しまなきゃいけないんだよ…。」
こんなに弱々しいルイを見るのは初めてで、私は何も言えなかった。
ルイ「双子が運命共同体っていうならもAも俺みたいに苦しめよ…。」
私にはルイが言っている意味が全く分からなかった。
「ルイ…何に苦しんでるの…？」
ルイ「……。」
「教えてよ！ルイは私で私はルイなんでしょ？ルイが苦しいなら私にその苦しみ半分分けてよ。」
ルイ「……。」
「どんな事でも一緒に乗り越えよう？」
ルイ「…本当にどんな事でも？」
「もちろん。」
私がそう言うとルイは私をじっと見つめ手を伸ばしてくる。
何？もっと近づけって事？
そう思いルイに顔を近づける。
私の顔にルイの手が添えられ、ルイの顔が近づいてくる。
相変わらず綺麗な顔だな。
近づいてくるルイの顔をそんな風に思っていたら、添えられた手がいきなり離れて思いっきりデコピンをされる。
「いった！！痛いよ！！」
ルイ「うるさい。大声やめろって言っただろ！！」
「あ、ごめん…。」
つい声が大きくなってしまっていた…。
ルイ「お前電話出なかったこと覚えとけよ。俺を無視するなんて生意気なんだよ。」
あぁ、もうお前呼ばわりに戻ってしまった…。
でも、それよりも…
「ねえ、さっきの話ってどういうこと？」
ルイ「言いたくないから言わない。」
「は？気になるでしょ！」
ルイ「俺が言いたくないって言ってんの。次この話したらただじゃおかないから。」
「ひっ…！」
凄まじい顔で睨まれてしまい
「わ、わかりました！」
と言うので精一杯だった
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L･Y - ーー続きですーー 本当に面白いです！何だかんだでルイ君のこと心配してるし､ルイ君も訳ありっぽいし､これからどうなっていくのかとても気になります!(特にルハン.カイ.ルイ)続きを楽しみに待っています!!頑張ってください!!! (2018年10月9日 1時) (
レス) id: 4655e141c9 (このIDを非表示/違反報告)
L･Y - 今日初めていっき読みしました｡今までにもマネージャーをやる小説はたくさん見てきましたが､アイドルと双子でしかも意地悪なお兄ちゃんのお話は初めて見ました！長いのでもうひとつ書きます！ (2018年10月9日 1時) (レス) id: 4655e141c9 (このIDを非表示/違反報告)
シン - とても面白くて、一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (2018年3月11日 23時) (レス) id: 499e909fd4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - 一気に読ませていただきました。続きが気になります。更新楽しみに待ってます！ (2017年11月22日 3時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
のの - ワクワクしてどんどん読んでしまいました！ルイ最高です♪続きが楽しみです！！ (2017年10月11日 19時) (レス) id: f0531c9794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sawa | 作成日時：2015年3月17日 15時
