ルハン side ページ16
その後Aさんとは別れ、俺逹はテレビ局に向かう。
ヘアメイクも終わった所で俺はトイレに向かった。
トイレの個室に入り、今日こそは…今日こそは…
そんな事を思いながら時間を過ごし、そろそろ時間かなと思いトイレを出て控え室に向かうと、遠くの方にAさんとナナちゃんがどこかの部屋に入るのが見えた。
２人が入った部屋の前まで行くと、嫌な予感がした。
ここは使われてないはずの部屋だ。
なぜ、こんな所に？
ナナちゃんは俺逹の前ではとてもいい子のように見えるし、メンバーのみんなもいい子だよねなんて言ったりしているけど、正直いいイメージがない。
本当か嘘かはわからないけど、俺逹の担当のメイクの子に嫌がらせみたいな事をしているって噂も聞いた事もある。
あからさまに俺に好き好きアピールしてくるのも正直うざい。
…もしかして！
そう思い扉をそっとあけると、
ナナ「この事誰かに言ったら許さないから。」
と言う声が聞こえナナちゃんと重なっているAさんをみると濡れていた。
…やっぱりあの噂は本当だったんだ。
と俺は確信した。
「この事って？」
俺がそう言うとナナちゃんだけではなく、Aさんも驚いたようにこっちを見る。
ナナ「ル、ルハンオッパ！なんでここに！？」
ルゥ「トイレから帰ってたら二人が見えたから、ナナちゃんに挨拶しようと思って。ごめんね、ノックもなしに入っちゃって。てか、Aさんなんで濡れてるの？」
優しくそう言うと、
ナナ「じ、実はAさんに呼び出されて…。EXOに近づくなって言われて…。仕事なのでって言ったら、Aさんいきなり自分で水をかぶって！私に水かけられたってみんなに言うって脅されて！」
…なんて、とんでもない事を言い出した。
そんな言い訳通じると思ってるの？
てか、ペットボトル持ってるのナナちゃんじゃん。
Aさんが自分でかけたならペットボトル持ってるのはAさんでしょ。
この子頭悪いな。
あげくの果てには
ナナ「私怖くて…。」
なんて泣き出す始末。
アイドルより女優にでもなった方がいいんじゃない？
「Aさん本当なの？」
早くこの茶番を終わらせてくれと思って何も言わないAさんに聞く。
A「はい、本当です。」
え？なんでこんなやつ庇うの？
違いますって言うと思っていた俺はびっくりしてしまう。
だけど、俺はナナちゃんが言っている事が本当だとは1mmも思わなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1601人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
L･Y - ーー続きですーー 本当に面白いです！何だかんだでルイ君のこと心配してるし､ルイ君も訳ありっぽいし､これからどうなっていくのかとても気になります!(特にルハン.カイ.ルイ)続きを楽しみに待っています!!頑張ってください!!! (2018年10月9日 1時) (
レス) id: 4655e141c9 (このIDを非表示/違反報告)
L･Y - 今日初めていっき読みしました｡今までにもマネージャーをやる小説はたくさん見てきましたが､アイドルと双子でしかも意地悪なお兄ちゃんのお話は初めて見ました！長いのでもうひとつ書きます！ (2018年10月9日 1時) (レス) id: 4655e141c9 (このIDを非表示/違反報告)
シン - とても面白くて、一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (2018年3月11日 23時) (レス) id: 499e909fd4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - 一気に読ませていただきました。続きが気になります。更新楽しみに待ってます！ (2017年11月22日 3時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
のの - ワクワクしてどんどん読んでしまいました！ルイ最高です♪続きが楽しみです！！ (2017年10月11日 19時) (レス) id: f0531c9794 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sawa | 作成日時：2015年3月17日 15時
