私の学校は何かがおかしい！！ [男性声優] season2 second

卒業 2 ページ16

神谷｢ちょっといいかな。｣

みんながわちゃわちゃと騒いでいるところに、小声で囁くひろにぃ。

A｢どうしたの？？｣

同じく小声で返す。

神谷｢4時に、あの高台に、来てくれないか……？｣

A｢え？うん、わかった。｣

なんだろう、やけに目を合わせてくれないな。

なんか顔はおろか、耳まで真っ赤……まさか

まさか、風邪……！？こんな時期に！？

……まぁいいや、あとで看病しよう。



4時。

夕焼けが街を橙色に染める。

A「あ！ひろ、に……」

声をかける言葉を飲み込む。

夕日に照らされ、景色を眺めるひろにぃ。

……かっこいい……

思わず見とれる。

神谷「あ、A。わざわざ来てくれて、ありがとうな。」

A「ううん、大丈夫！どうしたの？」

神谷「あのさ」

A「うん」

神谷「約束、覚えてるか？」

A「約束？」

神谷「……卒業、したらってやつ。」

A「……っ」

ひろにぃ、ずるい

そんな真っ赤になって俯いてたら

なんだっけ？笑って、茶化すこともできない

私の口から言うなんて、恥ずかしすぎるよ……

神谷「……A、どうか聞いて欲しい」

A「うん」

神谷「俺は、Aに沢山助けられた。優月のことも、そして、花澤先生のことも。Aは、周りを幸せにする力を持っている。」

A「そ、そんな……(*¨*)」

て、照れる、恥ずかしすぎるよ……

神谷「そんな周りから愛されてる君を、俺に、どうか独り占めさせてくれないか？」

A「ひ、ひろにぃ、それって……」

神谷「私と、どうか結婚してください。」

A「……( ;ᯅ; )」

私は思わず、声を上げて泣いてしまった。

神谷「えぇっ！？」

A「だっでざぁぁ、うれじぃんだもんんうわぁぁん｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡」

神谷「な、泣くな！たのむ、君に泣かれると弱いんだよ……」

ひろにぃは、顔を真っ赤にして俯く。

A「……私で、いいの？」

神谷「Aが、いいんだ。」


夕焼けが、私たちの街をてらす。

きらきらと、まるで祝福のように

ひろにぃ、これからもずっと


大好きだよ！！



〜fin〜.*･ﾟ .ﾟ･*.

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