私の学校は何かがおかしい！！ [男性声優] season2 second

卒業 ページ15

「ただいまより、卒業式を、挙行いたします。」

厳かに式が進む。

「卒業証書、授与」

担任の先生がクラスの一人一人の名前を呼び、私たちはそれに返事をする。

神谷「7組。相澤 大海、……」

私たちのクラスの番だ。

もう、裕貴ったら、返事しながら泣いてる。

もうすぐ私の番だ。

神谷「……、神田 A。」

A「はい！」

高らかに返事をする。

私の、私たちの青春に、一区切りの終止符が打たれた。



梶「それでは！みなさん！せーの！！」

「「「「「お疲れっしたー！」」」」」

クラスに戻り、皆で買いあったジュースで乾杯。

神谷「おいお前ら、あんまり調子に乗るんじゃねーぞ？」

梶「最後くらいいいじゃないっすか！ほらほら、先生も一緒にジュース飲みましょ♪」

神谷「えっ！？おい！ちょっ！！」

みんな楽しそう。

ほんとに、この学校で、このクラスで、よかった

梶「じゃ、最後に、締めの挨拶、お願いしますよ！A委員長！」

A「ふぇっ！？」

突然のご指名に狼狽える。

神谷「頼むよ。」

せ、先生まで……

よ、よーしっ！！

A「えっと、卒業、おめでとう、みんな……あの、最初は、女子一人だし、絶対やっていけないと思ってた。男の子は怖いって思ってた。で、でも違った！みんな優しくて、おかげで私は、ここまで、楽しくやってこれた！みんな、ありがとう！こ、これからも、な、なかよく、して……ふぇーん(´；д；｀)」

梶「おいおいA、泣くなよー！笑笑」

「よくがんばった！」「よっ、我らが委員長！」

神谷「ありがとう、神田さん。……みんな、本当にお疲れ様、そして、ありがとう。これからも、お前ら、くれぐれも！！いい子に過ごせよ！」

梶「……そーれは約束できないかなぁ」

神谷「おい！」

クラス中が笑いに包まれる。

もうほんとに、

みんな、大好きっ！！！(´；д；｀)


梶「A〜！！」

A「あ、裕貴！どうしたの？」

梶「俺のこと、忘れないでくれよな！」

A「何言ってんの！忘れるわけないでしょ！(´∀`)」

梶「あ、あと……」

A「ん？」

梶「……あいつに泣かされたら、俺があいつをぶっとばす。だから、いつでも頼れ！そして、幸せになれよぉ〜」ﾜｼｬﾜｼｬﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

A「わっ！もう！裕貴！私は犬じゃないよぉ！笑笑」

梶「へへっ！じゃあな！A！」

A「うん！」


神谷「A。」

A「ん？」

神谷「ちょっと、いいかな。」

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