五条せんせぇの呪力うんま〜 〘呪術廻戦〙

人魚伝説 ページ26

「まあ、さっきナンパしてきた姉ちゃんたちは、

それなりに可愛かったから、正直ちょっと迷ったわ」



「ありゃりゃ、甚爾さん女の子に弱いんすね〜、」



「甚爾君にはもっと似合う女性がおるよ！なあハム太郎！」



「・・・・・」




直哉が琥鉄に問いかけると、


むぅ〜と、頬を膨らませている琥鉄。



その様子に、「ハッ」と何か察した様子の勅使河原は、



「そうだお嬢、海の家行きますか？お腹空いてた言うてましたでしょう？」




「・・うん、」




「何だあいつ、そんなに腹空いてたのか？」



何やら拗ねた様子のこてつに、甚爾は不思議そうな顔をする。




「なんやろなあ、はは、」



一方直哉は、ちょっと困ったような顔で空笑いした。









その後、海の家でご飯を食べ始めた４人。


海の家の店長のおんちゃんが、話しかけてきた。





「なぁあんたら、あっちの方にある洞窟の、人魚伝説は知ってるかい？」




「人魚伝説？知らないわぁ」



「そうかそうか、あの洞窟には昔、


満潮の時に、洞窟の中まで海水が満ちた時だけ、


人魚が来ていた、って言われてたんだよ。


美しい人魚は、洞窟から見える満月の眺めの美しさを、


楽しんでいたんだと。


ある日、人魚がいつも通り満月の夜に洞窟に来て、


砂浜に腰掛けていたら、


人間の男が来たんだ。」

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