A whole new world14 -jaejoong-

愛されてなんぼ ページ48

さっきまでの空気を振り払うような、
明るい2人の笑い声。


そっか。それは辛いね。


なんて言葉が返ってくるものだと思ってた。

拍子抜けしてると、



和「考え過ぎ〜(笑)」

「え？」

桃「結婚式の準備進んでしてくれて、
Aが早く自分の奥さんとして振る舞えるように気を遣ってくれてるんでしょ？ありがと〜って受け止めればいいだけの事じゃん」

和「ちゃんとしないと！って構え過ぎ」

「そう・・・ですか？」

桃「普通の相手と結婚する訳じゃないんだし、Aが不安になったり迷ったりするのは当たり前。そこを頑張ろうとするから辛いの」

和「Aちゃんがジェジュンに合わせて人生を変えるんだから、
ジェジュンに頑張って貰って自分はでっかく構えてればいいんだよ〜」

桃「ジェジュン君も男だから、俺について来いとか、早く周りに見られる生活に慣れろって思うだろうけど、
こっちだってそれなりの犠牲払って嫁に行くんだから、大いに気を遣ってもらえばいいじゃん」

「えぇ〜・・・(汗)でも・・・」

桃「でもじゃない！女は愛されてなんぼ！」

和「ファンの前に出るのが嫌なら嫌ってはっきり言えば良いだけじゃん」

桃「ジェジュン君だって、早く慣れるようにとか言いながら、自慢したいだけでしょ」

和「あ、あたしもそう思う。全部を彼に合わせなくても良いよ。Aちゃんが疲れちゃう」

桃「夫婦だからって、何でもかんでも一緒って訳じゃないから(笑)


・・・(汗)


「でも、それはジェジュンにだって言える事じゃ？」

和「ん？」

「ジェジュンだって大事にしてるファンに私との事を言われて多少なり無理してると思うから」

桃「だったら一緒に乗り越えよう。って言えば？」

「簡単に言いますけど・・・」

桃「何も言わずに1人でウジウジされたら、ジェジュン君だって疲れるだけだよ」



そうかも。

最近、ジェジュンの笑顔見てない気がする。



和「じゃぁ、とりあえずは今日を乗り越えようか」

「え？」

和「大丈夫！なんとかなるって〜！」

桃「Aは自分が思い立ったら即行動！なくせに相手の思いには腰が重いんだから」

和「要するに、周りにバレるのが怖いだけでしょ？」


和沙さんの目がキラッと光った気がした。

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