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頑張らなきゃ ページ44

ジェジュンと結婚できる私は世界一の幸せ者。

その自覚はある。


でも、彼に相応しいパートナーになれるか・・・。

その自信はない。



それでも、
こんな私でも愛してると言ってくれる彼に
ちゃんと着いて行かなきゃ行けない。



さっきの空港での事だって、

これから私がどう世間に対して接して行くか、

どれだけジェジュンの支えになっているかをちゃんと見せて行けば
あの子達もいつか理解してくれるはずだし、


ジェジュンだってきっと、
頑張る私の事を支えてくれる。



そう。

幸せなんだから。

訳の分からないモヤモヤで
立ち止まってる場合じゃない。



JJ「・・・やめよっか」

「え?」



私の上に跨って肌に手を滑らせていた彼が、

はぁ、と息をついて体を翻し隣に仰向けに寝転んだ。



JJ「A全然集中してないし」

「ごめん、ちょっと考え事してた」



上半身を起こして彼を見下ろすと、

ちょっと悲しそうな視線が私を見上げる。



JJ「疲れてる?」

「大丈夫。ジェジュン達がリハーサル中にも寝たから」

JJ「そうじゃなくて」

「え?」

JJ「結婚式の準備とか、俺と一緒にいるって事に疲れてない?」

「・・・・・」

JJ「空港での事は・・・想像もできたけど、これから先もあり得る事だし、できればAには慣れて行って欲しい。・・・簡単な事じゃないけど」

「だから一緒に行く事にこだわったの?」

JJ「・・・結婚式もあんまり時間無いのに俺がどんどん進めてるし・・・」

「それはジェジュンの都合もあるんだから」

JJ「ごめん」

「なんで?忙しいのに、ほとんど準備任せっきりで、あたしこそ謝らなきゃ」

JJ「そうじゃなくて・・・」

「は?」



何が?


って聞こうとしたら、体を起こす為についていた手を引かれて、

彼の胸の中に抱え込まれるように抱きしめられる。



JJ「明日のファンミーティング、無理して来なくてもいいから」

「え、でもこの間のツアーも結局楽屋越しだったから見て欲しいって・・・」

JJ「うん。でも、きっとAに気づく人もいるだろうし、また何かあってもすぐ助けに行くけどAが嫌なら・・・」

「・・・・・」

JJ「寝よっか。俺もちょっと疲れてるかも」



目を閉じた彼。

こんな風に気を遣わせてるのは私。

モヤモヤしてる場合じゃない、って

頑張らなきゃ、って

ついさっき思ったばかりなのに、


具体的に何を頑張ったらいいのか分からなくて、
私は長い間寝付けずにいた。

支えって→←不安的中



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アスカ(プロフ) - はなげ姫がはなげ女王に進化しましたか!いつもとは違う雰囲気に王子喜びそう〜〜。結婚式はとりあえずさておき、王子の反応に期待しちゃいます。 (2014年6月18日 6時) (レス) id: b6b3a6f85e (このIDを非表示/違反報告)
alexis - 茉莉華さん» じょ、女王さまスタイル!?ぼ、ボンテージ!?(゜ロ゜)色白な肌に真っ赤な口紅を〜キャホー♪.....ほどよく←カキコしますぉφ(..)『愛されてなんぼ』そうかもしれませんね〜女子は愛されてる自信で輝くとこありますし…次章♪待ってますぉ♪ (2014年6月17日 23時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - あはは(笑)ありがとう♪ 返って目立つ格好になったね(笑)見たときの王子の顔が目に浮かぶ(笑)www 私の方こそヨロシクネ(*^^*)頑張って~o(^o^)o (2014年6月17日 23時) (レス) id: ad18f2d39f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - tamaさん» ちょw書いちゃってってw次tamaさんに会う時、どんな顔して会えって言うんですか!いや、書きますけどね、えぇ。次章久々に妄想を解放してやりますよ←www (2014年6月17日 22時) (レス) id: 4b8e3a43d2 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - alexisさん» ありがとうございます!読み逃げでも構いませんよー♪どうぞ引き続きお付き合いくださいね!でも時々言葉をかけてくれたら嬉しい♪←ww (2014年6月17日 22時) (レス) id: 4b8e3a43d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉華 | 作成日時:2014年4月17日 21時

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