A whole new world14 -jaejoong-

進む準備 ページ40

ジェジュンの、

”日本での結婚式”宣言。

あれから2週間。

私の中でのなんとも言えない気持ちが何なのか、

自分でもよく分からないまま、

準備だけがどんどん進んで行っていた。


JJ「今日、指輪のデザイナーさん連れて帰るから」


JJ「明日、11時にここのお店でドレスのサイズ測って来て」


JJ「招待状これでいい？日本のもこんな感じ？」



新郎新婦が入れ替わったんじゃないかって勘違いしてしまいそうなほど、

王子は準備にノリノリで、
私はそれに


分かった。

うん。

日本のもこんな感じだよ。



そう言って任せてるばかり。


こんなんでいいのかな？


指輪のデザイナーさんはジェジュンと楽しそうにアレコレとデザイン画を書き上げて行ったし、

ドレスショップのベテランぽいアジュンマは私を一目見ただけでスリーサイズを言い当てた。

ウェディングドレスにカラードレスと韓服を作るらしく、
デザインや色はどんなのがいい？って通訳さん越しに聞かれたけど、


「お任せします・・・」


そうとしか言えなかった私。



だって、招待状の数が(汗)

王子は家族だけで私の招待客の数をあっさり超えていた。


そこにメンバーや彼の仕事関係の方。
仲のいい韓国や日本での友達。


完全に主役はジェジュン。



いよいよ疑問はピークに達しそうで、


なんで日本でするんだろ？


出来上がった招待状の封筒を糊付けしながら王子の帰りを待っていた時。


〜♪


テーブルの隅に置いていた携帯が着信を告げる 。


思わず顔をほころばせて
ディスプレイをスライドした。


「もしもーし」

和「Aヌナぁ〜♪アンニョンハセヨ〜♪」

「あははっ！和沙さん♪りっ君寝てるじゃないですか〜(笑)」

和「さっきまでご機嫌で起きてたんだけどね〜」


テレビ電話の向こうが、
安らかに眠る弘人さんと和沙さんの愛息、利玖(りく)君から和沙さんの笑顔に変わった。

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