スペシャル ページ36
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「何これー!!!」
襲いかかってきた王子に
痛いほど強く愛されて、
ぐったりしてる私をお姫様抱っこでバスルームまで運んだジェジュン。
痛いほど。ってのは
どうやら表現としては間違ってなかったみたい。
パウダールームの鏡に映る
まだジェジュンに抱えられたままの自分の身体。
適当に巻きついたパジャマからはみ出てる部分には、
いくつもの赤い跡がびっしり残っていた。
JJ「え?だって付けて欲しかったんでしょ?」
あっけらかん、と言った王子に
返す言葉もないまま鏡をボーゼンと見つめるしかできない。
JJ「せっかく今まで我慢してたのに。して欲しいなら言ってよ。Aの初体験、俺が欲しかった」
唇を尖らせながら私を下ろすと、
後ろからぎゅぅっと抱きしめて、うなじにまた強い感触を落とす。
「ちょっと待って!これ以上は」
JJ「もう遅い」
唇を離した王子の顔が
鏡越しにニヤッと笑ってる。
改めて鏡を見ると、
白い部分より赤い部分が多いんじゃないかってほどの悲惨な状態。
キャミソールをちょっとめくって覗き込むと、
・・・(汗)
目に入るお腹も跡だらけ。
「いっぱいある・・・(涙)」
JJ「痛かった?これが俺の愛の強さだっから♪でも自分で付けるなんて・・・あっは!かっわい〜!」
「(汗)。こ、こんなに付けるくせに、なんで今までつけなかったの?」
JJ「傷付けたくなかった」
「傷?どういう事?」
JJ「キスマークって内出血だよ?ケガなの。大事なAに傷を付けると思う?
俺が?・・・あり得ない」
優しく言って、ちゅっと肩に軽くkissをすると
また抱きしめられた。
JJ「でもAが望むなら、全部叶えてあげたいから」
私は彼を勘違いしてたみたい。
愛情を表現する方法なんて、
目に見える物ばかりじゃないのに。
彼なりの理由があって、
私には付けなかった跡。
”信念を貫く”ジェジュンが、
私が望むなら、ってあっさり自分の想いを曲げてくれる。
顔を上げると、
鏡に映る自分がなんとも言えない顔してる。
あぁ、これか。
愛されてる。って思うから、
恥ずかしいような、嬉しいような。
そんな気持ちが顔に出るんだ。
ソヨンちゃんみたいに。
「・・・ありがと。でももうしばらくは要らないや」
恥ずかしさをごまかすように言うと、
JJ「じゃぁ今日だけスペシャルね♪」
そう言って、またうなじに唇を押し当てて来た。
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アスカ(プロフ) - はなげ姫がはなげ女王に進化しましたか!いつもとは違う雰囲気に王子喜びそう〜〜。結婚式はとりあえずさておき、王子の反応に期待しちゃいます。 (2014年6月18日 6時) (レス) id: b6b3a6f85e (このIDを非表示/違反報告)
alexis - 茉莉華さん» じょ、女王さまスタイル!?ぼ、ボンテージ!?(゜ロ゜)色白な肌に真っ赤な口紅を〜キャホー♪.....ほどよく←カキコしますぉφ(..)『愛されてなんぼ』そうかもしれませんね〜女子は愛されてる自信で輝くとこありますし…次章♪待ってますぉ♪ (2014年6月17日 23時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - あはは(笑)ありがとう♪ 返って目立つ格好になったね(笑)見たときの王子の顔が目に浮かぶ(笑)www 私の方こそヨロシクネ(*^^*)頑張って~o(^o^)o (2014年6月17日 23時) (レス) id: ad18f2d39f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - tamaさん» ちょw書いちゃってってw次tamaさんに会う時、どんな顔して会えって言うんですか!いや、書きますけどね、えぇ。次章久々に妄想を解放してやりますよ←www (2014年6月17日 22時) (レス) id: 4b8e3a43d2 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - alexisさん» ありがとうございます!読み逃げでも構いませんよー♪どうぞ引き続きお付き合いくださいね!でも時々言葉をかけてくれたら嬉しい♪←ww (2014年6月17日 22時) (レス) id: 4b8e3a43d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉莉華 | 作成日時:2014年4月17日 21時