A whole new world14 -jaejoong-

自白 ページ34

掴まれた腕に少し力が入る。


じっとそこを見つめたままの横顔。


JJ「コレ・・・なに？」


もう一度言った。


「いや、あの」

JJ「ぶつけたって感じじゃないよね」



無垢な視線が私の瞳を捉える。


ぶつけたんじゃないって分かるなら、
虫刺されだってきっと無駄な言い訳。


白状するしかないの？




「えっと・・・」

JJ「キスマークみたい」

「えっ！？」


私の反応に、
片方の眉を潜めて疑り深く目が細められてく。


もうダメだ。

変に隠して、浮気疑われたり機嫌
損ねるの嫌だし。



「うん」



覚悟を決めて肯定した私に、なんで？って視線が突き刺さる。



JJ「誰が付けたの」

「・・・(汗)」

JJ「今日は桃さんと一緒だったんだよね？」

「う、うん」

JJ「嘘ついてない？」

「ついてないついてない！」



けど、自分で付けました。なんて


・・・恥ずかしくて言えるか！



口ごもる私に突き刺さる視線が緩む事はなくて、


恥ずかしがってる場合じゃない、ってのは
さすがの私にも分かった。



自分で付けたの。

ちょっとした興味ってやつ。

だから疑われるような事してないよ。


そう言うだけじゃん。

簡単簡単。

きっとジェジュンも

”もー！Aってほんっとおもしろー！”

って言ってくれるはず。



だからね？

怒らないで。

疑われるような事は何一つしてないから。

自分の彼女は30にもなって、
ちょっと痛いコだって思ってね(汗)



意を決してゴクっと喉を鳴らすと、
ジェジュンはじっと私を見つめたまま
次の言葉を待ってる。




「じ、自分で付けちゃった」

JJ「は？」



思い切って言った私と、目が点になってる王子。


昼間ソヨンちゃんの首筋に見つけた跡をちょっと羨ましく思って、

経験のないその跡がどんなもんか試したら失敗したって事を早口で説明した。



「あははっ。あたしバカだよね〜」



ほら。

笑っちゃうでしょ？

笑っていいよ(涙)


きっと王子はそうしてくれると思ったのに、



JJ「・・・なんでそんな事するの」


低い声と、
握られている腕に痛いほどの力が私の目をぎゅっと瞑らせた。

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