A whole new world14 -jaejoong-

必要ない自己顕示 ページ28

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YC「なぁ〜んかヌナ見て笑ったら
腹減ってきた〜。ヌナ何か作って〜」


んーって伸びをしながらソファーに戻ったユチョン。

聞こえてたけど、体が動かなかった。



YC「ヌナ？どしたんすか？」

「いや・・・」



ユチョンのさっきの言い方だと、
今までにジェジュンがつけたキスマークを見つけた事があるって感じ。



海さん？

その前にも彼女はいたはず。

別に・・気にしないけど。

私だってもう30なんだし。

気にしない。うん。

けど・・・・




YC「なぁ〜にぃ〜？俺何か変な事言った？」

「ユチョンはさぁ、」

YC「ん？」

「彼女に・・・キスマークつけるタイプ？」

YC「は？俺すか？」

「うん」



視線をユチョンに向けると、
うーんって、また下唇突き出して考えてる。



YC「まぁ・・・盛り上がればつけちゃう事もあるかな」

「なんでつけるの？」

YC「なんでって・・・自己満足？」

「自己満足？」

YC「俺の女だー！って、見る度に・・・なんて言うの？嬉しいっていうか、自慢したいっていうか」

「優越感？」

YC「あぁ〜、それ。ゆうえつかん」

「他人から見える所につけるのも？」

YC「それこそ自慢すよ。あとは悪い男が寄って来ないように」



そうか。

やっぱり独占欲と自己顕示。

あたしには必要ないって事かな。

安心されてる？

そんな言い方悪いか。

信用されてる。

でも、自慢したいって訳じゃない？

いや、自慢もしてくれてる。

まぁ、王子もイイ歳だし。

なんて、失礼かな？



YC「どしたんすか？」

「ううん、なんでも・・・。お腹空いたって言った？何か作るね」



不思議そうなユチョンを置いてキッチンに入る。


出来上がったお粥は大量過ぎて、

”そんなに風邪長引かせるつもりないんだけど(笑)”

って笑われたから、
ごめん、って私も笑ってごまかしたけど、


やっぱりちょっと気になっていた、


ジェジュンは今までの彼女にキスマークつけてた？


って事は聞けないまま、


ユチョンを休ませないと。って不思議そうに首を傾げる彼を置いて早々に宿舎を後にした。

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