A whole new world14 -jaejoong-

返ってきたソンムル ページ19

大きくライトアップされた写真は、

ジェジュンはともかく、

私は、分かる人なら分かる。ってくらいに淡くぼかされていた。



JJ「俺にくれたソンムル・・実は俺見れなくて。
ユチョンが写真で見せてくれた時に、Aの時に2人の写真に替えて一緒に見ようって決めてた」

「・・・昨日」

JJ「ん？」

「昨日は無かったよね」

JJ「あぁ。本当は一回出来てて、0時ぴったりに見せようと思ったんだけど、写真がAって分かる感じだったから・・・直してもらってた」

「1日で？」

JJ「トンペンには有名人だけど、一般の人には・・ね。
Aのナムジャペン増えても困るし(笑)」


後ろから肩を抱きしめられる。


JJ「ごめんね。せっかくAがくれたソンムル、ちゃんと受け取れなくて。ほら、俺ダークだったからお酒ばっかり飲んでて誰からの連絡も無視しててさ」


首筋に柔らかく当たる唇が熱い。



いつの間に用意してたの？

・・・ジェジュン・・・。



好きだよ。

大好き。

どんなに忙しくても

2人の事を考えてくれる。


この優しさを独り占めしていいの？

世界中の人に伝えたい。

私の愛する人はこんなに優しいんですって。

私を愛してると言ってくれる彼は、
こんなに純粋で素敵な人なんですって。



「ありがとう・・・」

JJ「なんで泣くの〜」

「ジェジュンが泣かせてるんじゃん」

JJ「泣かせたいんじゃないのに」



両手で顔を覆う私を
後ろから優しい声が覗き込んで来る。



さっきも言ったでしょ？

幸せだから泣いてるの。

嬉し泣きなんだよ。

ジェジュンの事を想って泣くなら、

それも幸せだって言ってくれたよね？


ジェジュンの腕の中で振り向いて、
彼を真っ直ぐ見上げる。



JJ「ん？」

「遅くなっちゃったけど、誕生日おめでとう」

JJ「Aもね」

「ね、何か欲しいもの無い？」

JJ「Aが居てくれたらそれでいい」

「頼まれなくてもそうするから。他に」

JJ「えぇ〜？じゃぁ・・・」


見上げる私に、ニコッと何かを期待するような笑顔。


「・・・ダメ」

JJ「まだ何も・・・」

「一緒にお風呂入ろう。今日はAがリードして。さっき言った事実行しよう。これはダメ」

JJ「すっげー！なんで分かったのー！？」

「ばかー！！！！」



広い胸板を押し返す私の顔を両手で掴んでチュッとポッポした王子が、



JJ「さ♪ソンムルソンムル♪」


素早く私をお姫様抱っこして、
浴室に走って行ったのは言うまでも無い(汗)

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