目隠し ページ18
3人とは宿舎の前で別れて、
ジェジュンと2人、両手に紙袋を持って私達の部屋に入る。
JJ「あっ、もうこんな時間!」
お揃いの腕時計を、紙袋を持ちあげて見た王子が靴を脱ぎ捨ててリビングに走って行く。
JJ「Aー!ちょっと来てー!」
???
脱ぎ捨てられたジェジュンの靴を並べていると、焦ったような声。
JJ「何しってんの?そんなのいいから!」
玄関に戻ってきた彼が手を引く。
「待って!プレゼントが・・・」
JJ「プレゼントは逃げないから!」
ぐいぐい手を引かれて連れて行かれたのは、
リビングにかけられている黒いカーテンの前。
すぐ隣で、ケージの中のヒロが
”おかえり”って尻尾を振ってる。
JJ「10分前。ギリギリセーフ♪」
そう言って後ろから私の目の前に腕時計を見せる。
時計の針は23時50分。
「何かあるの?」
JJ「どうしても今日中に渡したくて」
「今日中?」
JJ「うん。準備いい?」
・・・って、何が?
思ってたら、彼の大きな手が後ろから目隠しをしてきた。
「何!?」
JJ「いいって言うまで見ちゃダメだからね」」
いや、何も見えませんけど・・・。
JJ「あ、これじゃ開けられない・・・」
両手で塞がれていた目が片手になる。
それでもジェジュンの大きな手は、私の両目を隠すのに十分だった。
JJ「3・2・1・・・じゃーん!」
着いて行けない私の視界が、
テンション高めの声と共に明るくなる。
「・・・・え?」
ジェジュンの手で開かれたカーテン。
視界に飛び込んで来たのは、
目を閉じる私の横顔に寄り添う彼の横顔。
そして、
『誕生日おめでとう。永遠に愛し合おう』
日本語で書かれた言葉。
JJ「もう一個のソンムル。お返し」
あの看板が、私宛になってライトアップされていた。
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アスカ(プロフ) - はなげ姫がはなげ女王に進化しましたか!いつもとは違う雰囲気に王子喜びそう〜〜。結婚式はとりあえずさておき、王子の反応に期待しちゃいます。 (2014年6月18日 6時) (レス) id: b6b3a6f85e (このIDを非表示/違反報告)
alexis - 茉莉華さん» じょ、女王さまスタイル!?ぼ、ボンテージ!?(゜ロ゜)色白な肌に真っ赤な口紅を〜キャホー♪.....ほどよく←カキコしますぉφ(..)『愛されてなんぼ』そうかもしれませんね〜女子は愛されてる自信で輝くとこありますし…次章♪待ってますぉ♪ (2014年6月17日 23時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - あはは(笑)ありがとう♪ 返って目立つ格好になったね(笑)見たときの王子の顔が目に浮かぶ(笑)www 私の方こそヨロシクネ(*^^*)頑張って~o(^o^)o (2014年6月17日 23時) (レス) id: ad18f2d39f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - tamaさん» ちょw書いちゃってってw次tamaさんに会う時、どんな顔して会えって言うんですか!いや、書きますけどね、えぇ。次章久々に妄想を解放してやりますよ←www (2014年6月17日 22時) (レス) id: 4b8e3a43d2 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - alexisさん» ありがとうございます!読み逃げでも構いませんよー♪どうぞ引き続きお付き合いくださいね!でも時々言葉をかけてくれたら嬉しい♪←ww (2014年6月17日 22時) (レス) id: 4b8e3a43d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉莉華 | 作成日時:2014年4月17日 21時