A whole new world14 -jaejoong-

お開き ページ13

日曜日の今日の公演が16時開演だった事もあってか、

早めに始まった打ち上げは22時過ぎに一旦お開き。



明日も朝から仕事の5人は帰る事になって、



桃「じゃぁ、あたし達も帰ろうか？」



気が合ったのか、マネージャーさんと盛り上がってる弟さんの肘をつついた。



「あ、どこ泊まるんですか？いつまでいます？」

桃「江南のホテル〜。明後日帰るよ」

「じゃぁ明日会えますよね？」

桃「それはこっちのセリフなんだけど・・・」

「へ？」

桃「誕生日の夜に新婚が盛り上がらない訳ないじゃない。明日寝不足だって一日寝るつもりじゃないよね？」

「なっ・・・！」

JJ「あっは！今日はほどほどにしときまーす」

桃「そうして。明日は1日嫁借りるから歩き回れる程度にお願い」

「ちょっ！なんて事・・・！」

桃「また明日ね〜。電話して」




手をヒラヒラ振りながら弟さんと出て行く桃さんを引きとめようとしたのに、

肩を王子にがっちり掴まれて立つことすら出来ない(汗)



「なんであんなのに乗るの！？」

JJ「なんで？実際そうじゃん」

「はっ・・はぁっ！？」

JJ「俺酔っちゃったから今日はAにリードされたいな〜・・・」

「・・・・っ！！！」

JJ「俺だけ祝ってもらえなかったし〜。その分Aが体で祝ってくれたら・・・嬉しいな♪」



ファンのみんなから”お許し”っていうでっかいプレゼントもらったくせに！




いたずらっぽく微笑むジェジュンの目が本気で、
一滴もお酒を飲んでないのに顔が熱くなってくる。




JS「あれ？ヌナお酒飲んだかー？」

「なんでもない！帰ろジュンス！」




ジュンスの無邪気な問いかけにジェジュンの手を逃れて立ち上がり、
貰ったプレゼント達をジュンスにも無理矢理持たせると



”あっは！Aかっわい〜！”



確信犯な王子の笑い声が背中に聞こえた。

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