A whole new world14 -jaejoong-

Now is good ページ12

私のお祝いの後、

同じく2月が誕生日って事で、
ユノとチャンミンのお祝いもした。


それぞれ私と同じくらい大きな似顔絵入りのケーキに、

私のお祝いだけだと思っていた2人は、
恥ずかしそうに笑ってた。



スタッフさんやダンサーさん、バンドメンバー。
マネージャーさんにSPさん、
そして桃さん姉弟から私達3人へのソンムル攻撃がひと段落して、

またそれぞれがそれぞれのテーブルに戻って三角の帽子を被ったまま飲み直し。


「ねぇ、なんで誕生日分かったの？」


私のじゃなくて、ユノやチャンミン宛のプレゼントの包みを嬉しそうに開けていくジェジュンに問いかける。



JJ「ん？Aが教えてくれたじゃん」

「私？言ったっけ？」

JJ「部屋の暗証番号」

「え？」

JJ「今の部屋の暗証番号の数字から5人の誕生日の数字引いたらAの誕生日じゃん」



あ・・・


そういえば、私が決めたんだった。


”2890”


その暗証番号から5人、
ジェジュンとジュンスは二つあるから、7つの誕生日の数字を引いたら、
残るのは216。



こうして何気ない生活の中に、
”私自身”をちゃんと見つけてくれる。


彼と一緒なら、

毎日が、

一緒にいられるその瞬間が常に幸せだと思えるんだろうな。


彼の優しさと、私への愛を感じて顔がにやけてくる。



JJ「あっ！これいいな〜！ユノ！これちょうだい！」



ユノへのプレゼントの中に自分好みのアクセサリーを見つけて
ユノにせびってる王子様。



JJ「いいじゃん！おっれも2月に誕生日あるのに俺だけケーキもぷれじぇんともないー！」



元旦那に擦り寄る元嫁を見つめながら、

こうやって、いつまでもみんなで楽しくいられるのかな。

そう思った。




ジェジュンと一緒なら。

”ノワ ハムッケラミョン”
(あなたと一緒なら)



「now is good・・・」

JJ「ん？なんか言った？」

「なんでもなーい♪ユノ〜！あたしが同じの買ってあげるからジェジュンにあげて♪」

JJ「同じの？まったユンジェガチって言われるじゃーん！」



ジェジュンに出会って恋をして、

愛して、愛されて、

すごく贅沢な私だけど、

この幸せな瞬間を逃さないように、

これからもこの幸せが続くように。



さっきコンサートで聞いたある曲のように、
穏やかで優しい時間とみんなの笑顔を心に焼き付けた。

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