お祝い ページ11
真っ暗闇の中。
JJ「誕生日おめでと♪」
私を抱き寄せていた彼の声が耳元にそっと聞こえる。
「え・・・」
『センイル チュッカヘー!!!』
突然明るくなって、
優しく微笑むジェジュンの肩越しに
色とりどりの三角帽子を被ったみんながクラッカーを鳴らす。
「へ??」
JJ「あはっ!びっくりしてる♪」
クラッカーの紙テープまみれの私の前に
店長さんが大きなケーキを置いてくれる。
「これ・・・私?」
桃「どう見たってあんたでしょ(笑)」
新聞の1面くらいありそうな長方形のケーキには、
HAPPY BIRTHDAYの文字と、今日の日付。
四角を縁取るように飾られた沢山のフルーツと薔薇を象ったピンクのクリーム。
真ん中には笑顔の私の似顔絵が描かれていて、
ユチョンが1本だけ立てられた太めのロウソクにライターで火を点けた。
YC「さ、みんな準備おっげ〜?」
JS「日本語?韓国語?」
SY「英語もありますけど(笑)」
桃「韓国語にしよう。ここ韓国だし、みんなが日本語分かる訳じゃないんでしょ?」
そして始まった大合唱。
”センイルチュッカ〜ハムニダ〜♪
センイルチュッカ ハムニダ〜♪
サーランハーヌン ウリ A〜♪”
JJ「ちょっと!俺のAだっから!」
曲の途中でヤキモチを遺憾無く発揮した王子。
CM「そういう”愛する”じゃないですよ(笑)」
桃「もうほんと笑える。歌い直しね(笑)」
そして2度目の”愛する 私達のA”の部分を、
唇尖らせて恨めしそうにみんなを見ながら歌った彼は、
JJ「後でAの為だけに歌ってあげる♪」
肩を引き寄せて、顔を覗き込んで笑う。
私を中心に集まるみんなの顔も笑顔で、
これ以上の幸せを望んだらバチがあたる。
そう思って、
”神様、ありがとうございます”
感謝の気持ちを込めて手を合わせてケーキに拝んでからロウソクの火を消した。
YC「ぶはっ!その”お願い”ポーズやめてー!」
CM「ここに東方の神が5人もいるのにこれ以上何を望むんですか」
JJ「違うよ〜。Aは感謝したの。こんなにみんなに愛されてるから」
あっさり私の事を見破っていた彼が唇を尖らせたまま言って、
「そう。私はもう十分幸せだから、これからも東方の神5人が大活躍するようにってもっと偉い神様にお願いしといたの」
照れ隠しの言い訳に
桃「あんたはマネージャーか事務所の社長さんか(笑)」
みんなの笑い声が響いていた。
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アスカ(プロフ) - はなげ姫がはなげ女王に進化しましたか!いつもとは違う雰囲気に王子喜びそう〜〜。結婚式はとりあえずさておき、王子の反応に期待しちゃいます。 (2014年6月18日 6時) (レス) id: b6b3a6f85e (このIDを非表示/違反報告)
alexis - 茉莉華さん» じょ、女王さまスタイル!?ぼ、ボンテージ!?(゜ロ゜)色白な肌に真っ赤な口紅を〜キャホー♪.....ほどよく←カキコしますぉφ(..)『愛されてなんぼ』そうかもしれませんね〜女子は愛されてる自信で輝くとこありますし…次章♪待ってますぉ♪ (2014年6月17日 23時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - あはは(笑)ありがとう♪ 返って目立つ格好になったね(笑)見たときの王子の顔が目に浮かぶ(笑)www 私の方こそヨロシクネ(*^^*)頑張って~o(^o^)o (2014年6月17日 23時) (レス) id: ad18f2d39f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - tamaさん» ちょw書いちゃってってw次tamaさんに会う時、どんな顔して会えって言うんですか!いや、書きますけどね、えぇ。次章久々に妄想を解放してやりますよ←www (2014年6月17日 22時) (レス) id: 4b8e3a43d2 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - alexisさん» ありがとうございます!読み逃げでも構いませんよー♪どうぞ引き続きお付き合いくださいね!でも時々言葉をかけてくれたら嬉しい♪←ww (2014年6月17日 22時) (レス) id: 4b8e3a43d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉莉華 | 作成日時:2014年4月17日 21時