椿姫物語 5【世界一クラブ】 (ページ47)

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戦線布告ページ47

〜No side〜

ーぱしっ

徳「花札とは、古風な...」

す「思ったんだけど〜！
あたし達までいいの！？」

「うん、コウ君を始めとした
全員から『是非』だってさ」

コ「そうだよ〜！」

「まあ、手ご........一種の
信頼関係みたいな物よね」

「「「(いや、絶対、手駒か
捨て石にする為に寄越したん
だろうな〜)」」」

すみれ達が、花札に夢中になっ
てる間に知的メンズは話し合う

徳「で、調子は？」

コ「まあ上々かな...ほら僕って
顔が良いから...ファンクラブが
あるんだよ」

徳「キャーコウクンサス
ガーチョウイケメーン」

コ「お前ぜってぇ
思ってないだろ」

徳「あぁ」

ーバシンッ

男「ぐわっ！」

和「計五枚、確かに」

椿「(学校サボってるって
聞いたから心配で来たのに
まさかの、剣道五番勝負か
...)」

椿は懐にある和馬よりか少ない
大量の花札を手に感嘆するしか
なかった

ーガラッ

扉がいきなり開き椿は隠れる
幸い、和馬も来訪者も気づか
なかった

和「...月華」

月「精が出るね」

勝負か？と聞くが月華は違うと
言い、じぃっと和馬を見つめる

椿「(一体、何を)」

月「和馬」

月「一度しか言わない
から、よく聞いて」

月華は和馬の耳元で囁く
淡々と絶対の意思を醸し
ながら

月「私」

月「この家の当主になる」

ーピッ

月「...覚悟しといて」

それだけだと月華は黒髪を
揺らし去る、さながら鳥の
様に