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カッコ悪く無いし、偶々だし ページ16
〜No side〜
散「...ぇっと
合って...ますか？」
コウは今更だが自覚した
自分は現在、女の子の姿
をしていた事を
散「何で...」
コ「...のせ...だよ」
散「ぇ...？」
コ「....ッッッッ！」
ーバシンッッッッ
コウはカツラを地面に投げ捨て
ありのままの怒りを叫びながら
羞恥心を隠した
コ「君がッッッ！！あの日、以来
何も言い訳もしないで消えたから
ッッッッ！！僕はこんな風になっ
ちゃったんだよッッッッッ！！！」
コ「男なのに、女の子が好きな物が
好きでッ！人をまるっきり信じられ
なくなってッッ！！好きな人が未だ
に君から変わらないッッッ！」
コ「全部ッ...全部全部全部全部
全部全部全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部ッッ！」
コ「ぜ・ん・ぶッッッッ！！
君の所為だよッッッッッ！！」
ーゴンッッッッ
コ「...ッ、ぃ"っ"だぁ"！」
散「だ、大丈」
コ「うるさい！」
頭突きしたコウは涙を拭き
荒ぶった呼吸を、穏やかに
する様に勤め出した
散「ぁ、あの」
コ「...何さ」
散「さっきの...」
散「...その...」
コウは、赤くなったおでこを
摩りながらフラッシュバック
する
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作者名：スカーレット | 作成日時：2021年12月15日 14時
