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霧散する光 ページ14
〜コウ side〜
籠ノ身家は一族から追放され
散り散りに、名前だけは残さ
れた
ねぇねも咲鶎君は関係ないと
最後まで言っていたが、ダメ
だった
ーコツ...
僕は、今日も勝ち負け
しないチェスをしてた
椿「...対戦相手は？」
コ「いない」
君が追放したから
椿「...やっても？」
コ「嫌だ」
触ろうとしないで
椿「...まあ、良かったと思うよ
あのままだったら一族全員が
破滅してたと思う」
椿「だから」
ーダンッッッッッ
コ「...ざ、け...よっ...！」
コ「巫山戯んなよ！！何が
良かったと思うよ、だよ！」
僕は久しぶりに激昂した
親の仇を今見つけた様な
怒りだった
コ「大体さあ、椿ちゃんが一番に
怪しいじゃん！いなかったよね？
あの時！」
あぁ、あぁ、あぁ
コ「犯人が君なら殺した後は
散雁に押し付けて旅館でぐー
すか寝ればいい！」
吐くな、これ以上はダメだ
コ「反論は！？出来ない！？
やっぱりそうだ！だってお前
が犯人なんだから！」
これ以上は、もう
コ「お前が、追放されれば
良かったんだッッッッッ！」
呪いを吐くな
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作者名：スカーレット | 作成日時：2021年12月15日 14時
