【テニプリ】陽気少女とテニス_4 (ページ3)

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Cheerful_136 ページ3

たどり着いた部室には真田さんだけがいた

柳さんが誰かを連れていることに気づいたのか

準備の手を止めてこちらを向いた

「蓮二、誰か連れてきたのか？」

「あぁ、全員驚いてくれる奴をな」

言われて柳さんの後ろから顔を出すと

真田さんは目を見開いて私と柳さんを交互に見た

「ま、待て！中身は火野水であろう！？氷帝の生徒ではなかったのか？」

「火野水はそうですけど

誰も日枝金の名義で通っているとは言ってません」

「だそうだ…今日から立海生らしい

連れて来れば喜ぶだろう？」

「確かに興味深くはあるが…」

何はともあれ、一応の許可がもらえたので

朝練にお邪魔することになった

とは言っても、私はこっちの備品は持ってないので借りることになって

手間をかけてしまったのは申し訳なかった

「おぉ、良い感じです！」

「大体の体格は目測でのデータがあるからな

しかし、正式に参加することになれば合わせ直さないとな」

「あっ、女テニじゃないんですね」

「とは言え、無理強いはしない

大会参加は出来ないだろうし、不利益しかないからな

それでも同意し、俺達に協力してもらえるなら入ってほしいと言うところだ」

そう、申し訳なさそうに言うから笑ってしまった

正直、私としてはその言葉は大歓迎なのだから

まあ、そんなこと知らないだろうけど…

「いいですよ、全然

試合ぐらい他の大会で沢山出来ますし

その代わり、私も私の用事があるので

毎日はお手伝い出来ないかもしれないことだけ了承してください」

「あぁ、勿論だ

では、先に出ていよう

そろそろ、他の部員も来始めるころだ

表で先にアップをして後で急に出てやるとしよう」

「賛成です！」

聞けば、真田さん以外は皆わりとゆっくりらしい

軽く打ち合いながら私は他の皆さんが来るのを今か、今かと待っていた