十日目 ページ26
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「ええっと。隣に引っ越してきた者なんですけれども...。宜しければ御挨拶を。と思いましてえ...。」
暮れ時に鳴るインターホン。＿＿ゆっくりは在宅しているが、家主は仕事故居ない。...腕の無い彼等には誰がそれを鳴らしたのか。それを確認する術を持ち合わせていなかった。勿論興味は扉の先にいるであろう誰かに向いている。が、開けられないもどかしさに葛藤している時であった。
外越しの様子を伝えるモニターから聞こえる声。＿＿当然聞き馴染みの無い男性の声がした。...ある一匹を除いては。
もう懐かしささえ覚えるその声にゆっくりは。否、ゾムは衝撃のあまりひっくり返ってしまった。
気付いた二匹が引っ張り上げ、何とか戻ったが未だ驚きの感情は抜けきらぬまま。
「...留守やろか？＿＿また時間を改めて...。」
この家に来る前の、俺。...まだ友人の二匹にも。Aにも打ち明けて居ない昔話。嗚呼。あの長い、前開きの白装束。基白衣を来た集団が。
＿＿あの、小さな寝台のみの殺風景な部屋で。散々目的意図不明の実験を重ねて...それで、あの人が。わざと。おれをにがした。それが良かった事なのか。悪かった事なのか。恩義を感じるべきか否か未だ決めかねている。故に、【やさしいひと】の立ち位置にはいるのだろうけど、気まずい。
＿＿ゾムはこの胸に渦巻くこの得体の知れない感情を表現する術が解らない。どうすれば良いか分からないから、動けない。
...声が遠のく。きっと自室に戻ったのだろう。【隣に引っ越して来た】と言うのだからそりゃAの部屋の左右どちらかの部屋に違いない。一気に脱力感に苛まれる一匹のゆっくり。当然その運命の悪戯を知る由もないショッピとチーノは頭に疑問符を浮かべたまま顔を見合わせていた。
【しんぺいさん。きたんやな。】
凪いだ心中に、インクを零した。
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更新遅くなって申し訳ございません...！
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ぽてち - 日々の癒しすぎる…！一家に一匹は欲しい…！ (6月23日 6時) (
レス) @page8 id: f92265f43c (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ雪だるまを食べる - ほわぁほっこりする〜 (6月22日 22時) (レス) @page19 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - リクエスト宜しいでしょうか…?夢主ちゃんとゆっくり達でバーベキューしてるのが見たいです…!!そこでzmが食害してるのと、それから必死に逃げてる後輩組が見たいです()出来ればで良いので、宜しくお願いします！ (6月2日 0時) (レス) @page16 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - かわっ…!!めちゃかわじゃないですか好き…()zm可愛い…てか皆可愛い…(語彙力)更新頑張ってください。楽しみにしてます！ (2023年4月30日 15時) (レス) @page3 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
へぽ - めんつゆさん喋ったときはびっくりしましたね、これからもがんばってください！ (2023年4月26日 19時) (レス) @page1 id: a13e5d0e47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろ | 作成日時：2023年4月26日 0時
