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「結論から言うと、被害者の女と目撃者の男は窃盗の常習犯のグルだったんです。
でもある夜、女が盗んだ物をどこかへ隠して独り占めしようとしたから二人は揉めてしまい、男は勢い余って女を意識不明の重体にしてしまうほどの怪我を追わせてしまった。
息も絶え絶え、死にかけの女をいい気味だと思ったが同時に不都合が起こった事に気づいた。
今まで盗んだ物の隠し場所を知っているのは目の前に倒れている死にかけの女だけ。
このまま彼女が死ねば盗品を見つけることはできない。
仕方なく男は目撃者を装って魔法騎士団に通報。
騎士団は腕の立つ医者を抱えているだろうから、彼女も助かるだろうと考えたらしいです。
自分が疑われないためと他に捜査の目を向けるため逃げ去る犯人を見た、しかもそれが紅蓮の騎士団のローブを着ていたかも、と虚言を吐いた」
「……ひどい話ね。どちらも自分勝手で、巻き込まれた紅蓮の団員も不憫だわ」
思わずAちゃんは呟くように言う。
紅蓮、と証言したのはたまたまだろうけれど、だからこそ無実なのに疑われた紅蓮の団員が不憫に思えた。
マルクス君は続ける。
「思惑通りに女は一命を取り留めたが意識不明で何週間も目覚めない。
女が目覚めたら本当の事を言ってしまうかもしれないと気が気でない男は段々と神経をすり減らしていったそうです。
そして女が数週間ぶりに目覚めたことを仕掛けていた魔道具で知った男は、急いで彼女の入院している医療棟へ駆けつけ精神的におかしくなった男とAがバッタリ会ってしまった」
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あわわ(プロフ) - 頃音様、いつもありがとうございます！長々と申し訳ないですがまだまだ続きそうです。できる限りの１日１話更新ペースで頑張っていきたいです。頃音様もお身体にお気を付けて！これからもよろしくお願いします！ (2019年11月2日 18時) (
レス) id: 7a4853944d (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - リアルでもお忙しいかと思いますがこちょう様のペースで出来上がっていく物語を陰ながら応援しております！最近は大分寒くなってきたようですので、お身体を崩される事もあります。お気をつけ下さい。 (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - 続編おめでとう御座います。前回のコメント返信でヤミさんとの関係の清算が第三章くらいで今はまだ第一章と読んでホッとしました。お話を拝読している時は終わりが近いのかと勝手に思っていたので今後も続くと知って楽しみが増していきます。→ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちょう | 作成日時：2019年11月1日 21時
