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彼女も私も混乱している。
子どもから話を聞くように、優しくAに尋ねたが彼女は身体をさらに
私が……？ 女遊びを？
そんな……、そのようにAに思われていたことがとてもショックだった。
A一筋でこれまで接してきたし、それが彼女に伝わっていなかったと思うと悲痛で胸が苦しくなる。
「そんなわけないだろう。
私は君にちゃんと告白したつもりだったんだが……誤解されるようなことをしてしまったのか……？」
突然の別れを切り出されて心臓がバクバクと嫌な音を立てていた。
つい気持ちが高ぶって声を張り上げてしまいそうなのを押さえて、私に非難するところがあったのか尋ねるとAは思い返しているのだろう、しばらく沈黙が続いた。
するとAのもともと沈んでいた表情がさらに青ざめていく。
「すみません……。私の……勘違い……です」
……とんだ勘違をされたものだ……。
「すみませんでした……フエゴレオン様が私を好きなはずがないって……勝手に思い込んでて……」
Aは震える唇でそう言い、瞳からは涙がぽろぽろと流れ落ちていた。
姉上の言っていた”
そうだとしたら思ってたよりひどい拗れだったので心の中で冷ややかに自嘲する。
女遊びがしたくて付き合っていたと思われていた。
ではAは私のことをどう思っているんだ？
今まで彼女に抱いたことのない、疑心がもやもやと浮かんできて気分が悪い。
Aは私のことを好きなわけではないのか？
今まで遊びで私と接していたのか？
嫌々私に付き合っていたのか？
手紙のやり取りも、星を見に行った時の嬉しそうな笑顔も、口づけも、Aが怪我をした時の憂慮の気持ちも全部否定された気がした。
今目の前で泣いているAのその涙はなんの涙なんだ……？
こんな疑う気持ちをAに対して抱いている自分がすこぶる嫌だった。
彼女の充血した瞳からこぼれる涙をただ見つめながら、そんなことが頭をぐるぐると回っている。
相変わらず泣いているAは「私……」と口を開いた。
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あわわ(プロフ) - 頃音様、いつもありがとうございます！長々と申し訳ないですがまだまだ続きそうです。できる限りの１日１話更新ペースで頑張っていきたいです。頃音様もお身体にお気を付けて！これからもよろしくお願いします！ (2019年11月2日 18時) (
レス) id: 7a4853944d (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - リアルでもお忙しいかと思いますがこちょう様のペースで出来上がっていく物語を陰ながら応援しております！最近は大分寒くなってきたようですので、お身体を崩される事もあります。お気をつけ下さい。 (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - 続編おめでとう御座います。前回のコメント返信でヤミさんとの関係の清算が第三章くらいで今はまだ第一章と読んでホッとしました。お話を拝読している時は終わりが近いのかと勝手に思っていたので今後も続くと知って楽しみが増していきます。→ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちょう | 作成日時：2019年11月1日 21時
