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姉上が先程言っていた”話し合え”というのが今なのかもしれない。
だが、いったい何を話し合えばいいのか考えても思い付かない。
Aの言葉をじっと待っていると意を決して発した彼女の言葉に私は困惑した。
「あの！
……あの……私たちこのままこの関係はよくないと思うんです」
「そ、それは……」
それはどういう心理だ？
”このままの関係”とは恋人の関係、ということだろう。
……次のステップを踏みたいということなら、結婚のことを切り出すべきなのかもしれない。
それとも……考えたくもないが……別れる、という意味か？
前向きに考えるべきなのか後ろ向きに捉えるべきなのかが彼女の先程の言葉だけでは判断がつかなかった。
いや、Aの表情を見るからに後者の意味だと思えたが、私はそんなはずはないとその考えを頭の隅っこに遠ざけていた。
「私たち、もう会うのやめたほうが、いいと思うんです……」
衝撃的だった。心なしかわかってはいたが後者の意味の発言だったことに、頭が真っ白になる。
自分なりに彼女を大切にしてきたつもりだったし、彼女だって私を好いてくれていると感じていた。それは私の勘違いだったのか？
それとも彼女は嫌々演技をして私に付き合っていたのか？
突然別れを切り出され、悲嘆と懐疑が同時に胸をグサグサと刺してくる。
それと同時に、私は強い思いを言葉にしていた。
「私はーー！ 私は君と結婚したい！」
ずっと下を向いていたAが私の言葉に勢いよく顔を上げて目が合う。
「え！！？ けけ結婚！？ な、なんでですか！？」
もっと時間をかけてから言いたかったことだが、仕方がない。
私の言葉にAは驚いて疑問の言葉を投げられ私は「何でだって！？」と勢いよく自分の気持ちを言う。
「ずっと前から君のことを想ってた！ 手放すつもりなど毛頭ない！」
私の勢いに押されて呆然とするAに「A、ちゃんと話し合おう。なぜそんな考えになったんだ？」とAが話しやすいように諭すように言うと彼女は再び私を驚愕させる言葉を発した。
「あ……だって……。
だって……フエゴレオン様は他にも女性がいるのでしょう……？」
「そんなの――いるはずがない。君一筋だ。
なぜ、そう思ったんだ？」
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あわわ(プロフ) - 頃音様、いつもありがとうございます！長々と申し訳ないですがまだまだ続きそうです。できる限りの１日１話更新ペースで頑張っていきたいです。頃音様もお身体にお気を付けて！これからもよろしくお願いします！ (2019年11月2日 18時) (
レス) id: 7a4853944d (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - リアルでもお忙しいかと思いますがこちょう様のペースで出来上がっていく物語を陰ながら応援しております！最近は大分寒くなってきたようですので、お身体を崩される事もあります。お気をつけ下さい。 (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - 続編おめでとう御座います。前回のコメント返信でヤミさんとの関係の清算が第三章くらいで今はまだ第一章と読んでホッとしました。お話を拝読している時は終わりが近いのかと勝手に思っていたので今後も続くと知って楽しみが増していきます。→ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちょう | 作成日時：2019年11月1日 21時
