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フエゴレオン様もメレオさんも、私のためにいろいろ考えてお見舞いに来てくれたんだなぁ、と感謝の気持ちでいっぱいになる。
後日ちゃんとお返ししないと……！
「そうだ！ ベゼットさん、フエゴレオン様とメレオレオナ様の好きなものって何ですか？ お見舞いのお返しをしたいので参考に知りたいんです」
「そうですね……お二人ともお酒がお好きです。
あとはお風呂とか、身体を鍛えることとか」
今日のメレオさんを見れば納得の返答だった。
フエゴレオン様もお酒強いみたいだしやっぱりお酒かなぁ？ あとは筋トレグッズとか？
「フエゴレオン様は本をよく読んでおりますね。」
「本、ですか。なんだか難しそうなのを読んでそうですね……。
ありがとうございます！ すごく参考になりました！」
それならよかったです、と言いながら彼女は私にナプキンを差し出したのでそれを受け取りソファに座って膝にかける。
いつの間にか食事のセッティングが終わっていてテーブルにはパンやサラダやサンドイッチ、３種類のハム、スープ、カットされたイチゴやオレンジなどフルーツが並べられており、結構ボリュームがある。
「ごゆっくりどうぞ」
「はい、ありがとうございます」
ベゼットさんが退出して沈黙が広い部屋に流れる。
一人暮らしでこんなことには慣れているはずなのに、なんだかこの広い部屋でポツンと食事をするのが寂しくなってしまう。
サンドイッチに手を伸ばしかけた時、部屋にノック音が響いたのでベゼットさんかな？ と思い返事をすれば「A、身体の調子はどうだ？」と男の人の声が聞こえ、一瞬考える。
「フ、フエゴレオン様！？」
すぐに立ち上がって扉まで行き戸を開けるとフエゴレオン様に「酔いは覚めたか？」と心配そうに聞かれた。
「はい、もう大丈夫です。遠征から戻られていたんですね」
今日は遠征で王都には不在だと聞いていたのでてっきり今日はここにはいないと思い込んでいた。
「ああ、遠征といってもそんなに遠くへは行っていないからな。夕方前には戻ってきていたんだ」
「そうなんですね。
あの……すみません、お邪魔してご迷惑までかけてしまって……」
よく考えれば衣食住すべてヴァーミリオン家にお世話になってしまっている。
酔ってのぼせた私をメレオさんが連れてきたのだろうから使用人の人たちにもきっと見られているだろうし、不甲斐ない姿を多くの人に見せてしまった自分に恥じる。
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あわわ(プロフ) - 頃音様、いつもありがとうございます！長々と申し訳ないですがまだまだ続きそうです。できる限りの１日１話更新ペースで頑張っていきたいです。頃音様もお身体にお気を付けて！これからもよろしくお願いします！ (2019年11月2日 18時) (
レス) id: 7a4853944d (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - リアルでもお忙しいかと思いますがこちょう様のペースで出来上がっていく物語を陰ながら応援しております！最近は大分寒くなってきたようですので、お身体を崩される事もあります。お気をつけ下さい。 (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - 続編おめでとう御座います。前回のコメント返信でヤミさんとの関係の清算が第三章くらいで今はまだ第一章と読んでホッとしました。お話を拝読している時は終わりが近いのかと勝手に思っていたので今後も続くと知って楽しみが増していきます。→ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちょう | 作成日時：2019年11月1日 21時
