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「父上がフエゴレオンを呼び出してな、それを聞いたんだ。
そろそろ結婚を、と父上に迫られて奴は恋人がいるとおまえの名前を出したわけだ」
フエゴレオン様が、お父様に私と恋仲だと言った？
「盗み聞いて得た情報だったからな。あの時はAに詳しく話せなくてごまかしたんだ」
「聞き間違いだと思います」
「おまえ、前もそんなこと言っていたがもう私に隠す必要などないだろう、水くさいな。なぜ隠す？」
眉間にシワを寄せている彼女に「……付き合ってないからです」と言えば
メレオさんになら、言ってもいいのではないのだろうか？
でも、フエゴレオン様の実のお姉さんに言っていいことではない。
シラフの私ならこのきっとそう思うだろうけれど、お風呂でラム酒を飲んで酔いが回っていた私は判断力がすっかり落ちてしまっていた。
「フエゴレオン様とは……、フエゴレオン様は結婚前に女性と遊ぶために……だから、彼が私と結婚とか…ないのです……」
なんだかぽわぽわしてきた。
温泉の効果かな？
酔いがまわっている私の横で、メレオさんは突然腹をかかえて笑いだしたので、私もつられてフフフと笑う。
ちなみに何が面白いのか私はさっぱり分かってはいない。意味もなくなんか楽しくて笑っちゃう。
「ふーっ、ふーっ」と笑いすぎてうまく息ができていないメレオさんはなんとか呼吸を整えて「こんなに笑ったのは久しぶりだ！！」と目に滲んだ涙を人差し指で拭っている。
「それ、本当に本人が言ったのか？
おまえとは真剣な付き合いではなくお遊びだと？」
彼女の質問に、フエゴレオン様に告白された時のことを思い出す。
……だめだ、なんかからだがドクドクしててかんがえられない……。
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あわわ(プロフ) - 頃音様、いつもありがとうございます！長々と申し訳ないですがまだまだ続きそうです。できる限りの１日１話更新ペースで頑張っていきたいです。頃音様もお身体にお気を付けて！これからもよろしくお願いします！ (2019年11月2日 18時) (
レス) id: 7a4853944d (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - リアルでもお忙しいかと思いますがこちょう様のペースで出来上がっていく物語を陰ながら応援しております！最近は大分寒くなってきたようですので、お身体を崩される事もあります。お気をつけ下さい。 (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
頃音(プロフ) - 続編おめでとう御座います。前回のコメント返信でヤミさんとの関係の清算が第三章くらいで今はまだ第一章と読んでホッとしました。お話を拝読している時は終わりが近いのかと勝手に思っていたので今後も続くと知って楽しみが増していきます。→ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 2fb5f4f14e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちょう | 作成日時：2019年11月1日 21時
