粟田口の姫を顕現したら、刀剣全員の審神者の扱いが雑になった。(> <) (ページ3)

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お伽噺　～弐～ページ3

主「華紅夜は舞ってでっきな～いの～？」(酔っ払いです

華紅夜「舞、ですか？…そうですね。…お見せできる様なものではありませんが…一応。」

一期「姉上の舞はとても美しいですよ。…まるで天女の様です。清廉で可憐で華麗で…儚げな…。」

一期…お姉ちゃん大好きなんだね。…なんか、うん。王子の欠片も見当たらない。デレッデレだ。

主「へぇ、それは是非とも見たいな～！ねぇ、華紅夜～…ダメぇ？」(何度も言うけど酔っ払いです

全「是非とも」

…いつの間にか、広間中が注目していた。…何時から聞いてた。

…いつの間にそんなうちわ作った。

『投げチュして』『手でハート作って』『華紅夜ラブ』

華紅夜「え、っと…私の舞なんかでよろしければ。」

舞扇を取りだし、中央へと進むと華紅夜は舞だした。

華紅夜「一中節」

その舞は温雅で叙情的…全体的に上品かつ温雅で、重厚な雰囲気の舞だ。

まるで華紅夜のための舞のようだ。

舞っている華紅夜は蝶の様だ。…清廉で可憐で華麗で…儚げな…見る者を魅了する。

主「素敵」

全「綺麗だ」

全「…っ/////」

華紅夜が微笑んだ。…艶やかに、愛らしく。

無邪気な乙女のように、気高い遊女のように…。

ゾッとした。背筋を甘く、甘美なナニカがかけていった。

綺麗だ。…華紅夜が欲しい。…閉じ込めて誰にも見せたくない。…私だけの物に…

ふわりと、舞が終わった。

華紅夜「どうでしたか？…お気に召さなかったですか？」

主「え、ああ、綺麗だったよ。」

待って…今、私何を考えた？何を思った？何を…望んだ？

一期「姉上。大変美しかったです。とてもお綺麗で、上手でした。」

華紅夜「…あ…ありがとう…ございます。/////」

ああ、かわいい。…かわいいけど…何て言うか、さっきの思考が脳裏を駆け巡る。

…怖い。この子を閉じ込めて誰にも見せたくないだなんて…そんな願望…誰にも言えない。

華紅夜「主様…ありがとうございます。////」

その笑顔が今の私には辛い。