検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:38,674 hit

9 ページ10

.









意識がはっきりしているつもりだった。





お風呂に入る前まで


そこまでで私の記憶は途切れている。





目を覚ますと、


私はソファの上で寝ていて


スマホの充電は切れていた。





髪もぱさぱさしている。





絶対お風呂から上がって、


そのまま寝たんだ。





枕代わりにしていたクッションが


少し湿っぽかった。





寝室に行って


スマホに充電コードを挿す。





知っていた。





0%になったこの機械は


決してすぐには生き返らない。





ぱさぱさしている髪を


雑にひとつにまとめて結ぶ。






コンタクトを入れようと


洗面所に向かう。





しかしそこで


目の前に置いてある眼鏡を見て、


私のこころは折れた。





眼鏡をかけて


かるく前髪を整える。





寝室に戻っても


未だにスマホの画面は真っ暗だった。





財布だけを手に取って


私は外に出た。









.

10→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:淡埜 | 作成日時:2019年5月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。