額【ルーカス】 ページ31
パシッ
『危ない、ルーカス』
ルーカスの落としたコップを間一髪キャッチ
ルーカス「いやすまない、ありがとうA」
ルーカスは危なっかしい、片腕ないの分かっているのだろうか
『何が飲みたいの?入れてあげる』
ルーカス「いや自分で…」
ダメ、という目で見れば、苦笑いをして「じゃあ水をお願いします」と言った
もう少し頼ってくれてもいいのにな
『はい』
ルーカス「ありがとうA」
ルーカスは、持ったことないけどお父さんみたいで、持ったことないけどお兄さんみたいだ
みんなの信頼も厚く、とても頼れる
ルーカス「…そ、そんなに見られると恥ずかしいな…汗」
『あ、ごめん』
私は狩りの準備を始める
ルーカス「あーA、狩りは今日は大丈夫だよ、ほら」
ルーカスの指差す方には、私が狩った動物が折り重なって置いてある
あまりの多さに、ギルダに「パーティでもするの?」と聞かれた
ルーカス「休憩も取らないといけないよ」
私は渋々椅子に座る
『別に、疲れてない』
狩りをしていると、心が落ち着くのだ
ただ目の前の獲物だけを見ればいいのだから
ルーカス「少し、話でもしようか」
話題が、それぞれの農園の話や、家族の事になった
『へー、ユウゴって好きな人いたんだ』
ルーカス「あぁ、ダイナって言うんだ、ユウゴの奴初々しいしくてな〜」
『ダイナさん…会ってみたかったな、きっと、素敵な人だ』
ルーカス「君は、ダイナに似ている」
『え、私が…?』
ルーカス「物静かで、凛としてて、それで、とても仲間思いだった…ユウゴが君に惹かれている気持ちが分かるよ」
『…私はきっと、ルーカスやユウゴが思ってる人なんかじゃない、もっと、嫌な奴だ…』
ルーカスは優しく微笑んで私の頭を撫でた
ルーカス「自分じゃ分からないだけさ、大丈夫、君は君が思ってる以上に大切にされているし、愛されている。君は今のままで充分素敵さ」
ルーカスは私の額にキスをする
ルーカス「自信を持つんだ」
ユウゴ「なーに口説いてんだよ、ロリコン」
ユウゴはルーカスに軽くチョップする
ルーカス「いてっ」
ユウゴ「A、練習するぞ、すぐ準備しろ」
『はい…ルーカス』
私はそっとルーカスの額にキスをする
*
*
*
『ありがとう、ルーカス』
*
*
ルーカス(はぁ〜参ったな〜…こりゃ重症だ…//)
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ゆきがみ(プロフ) - ガールガールさん» ありがとうこざいます!!嬉しいです!! (2019年4月3日 13時) (レス) id: b58dff5885 (このIDを非表示/違反報告)
ガールガール - 本当に面白いです!読んでて楽しいです (2019年4月3日 12時) (レス) id: 4b6999800d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきがみ(プロフ) - サヤカさん» ありがとうございます!!そう言って頂くとかなり励ましになります!リクエストなどあれば言ってください!! (2019年3月31日 10時) (レス) id: b58dff5885 (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - 主さんののほほんとした書き方すごいです!!いつも楽しみです! (2019年3月30日 18時) (レス) id: 032d885f3a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきがみ(プロフ) - 雨と無知@雨100%さん» コメント、リクエストありがとうございます!!ママとのお話ですね!すぐに書いて来ます!! (2019年3月21日 14時) (レス) id: b6cfb6d4ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきがみ | 作成日時:2019年3月17日 22時