ずるい【ノーマン】 ページ3
ノーマンside
ノーマン「A」
彼女の横に座って、たまに頭を撫でる
『ノーマン最近こういうの多いね、甘えたさんなの?』
彼女はふふっと微笑む
そんな顔されたらまた僕の
本当は君のいろんな顔が見たくて
そばにいたくて
気付いて欲しい
ノーマン「明日もその次も、Aとこうしていたいな」
彼女はこっちを見る
『へんなノーマン、いいよ、明日も次の日もずーっと一緒にいてあげる』
ずるい
今までそんなこと言わなかったくせに
ほんとに君はずるい
体があつい
また彼女への気持ちが積もる
ノーマン「A…」
『まぁ明日も、その次も、エマの鬼ごっこに強制送還されるけど』
エマ「ノーマーーーン!!鬼ごっこやろうよーーー!!!」
ノーマン「あー」
エマに引きづられる、ニコニコ手を振っている彼女を見て、今日も彼女に負けた、と思う
___いいや、負けじゃない
ノーマン「エマ、Aも誘おう?」
エマ「Aはノーマンが鬼ごっこで3回かったらやるんだってー!」
いつの間にそんなことを…
僕はジトーっと彼女を見る
やっぱりずるい、そんなの、本気になってしまう
ノーマン「いいよ、僕が3回かったら、Aは鬼ごっこしてくれるんでしょ」
最近運動不足でしょ、今日は運動させてあげる
エマ「Aと鬼ごっこしたいけどノーマンに負けたくない!!どうしよう!!」
エマの頭をひとなでして、彼女を見る
彼女も僕の視線に気付いたのか、こっちを見た
『がんばってねー!』
その言葉は僕に向けてじゃない
ノーマン「珍しいじゃない、レイ」
レイ「ご褒美があるらしい」
エマ「わたしにもくれるんだってー!」
ノーマン「3対1か、いいよ、負けないから」
僕を本気にさせたこと、後悔させよう
ノーマン(勝ったら、なんかしてもらお)
僕の思いどうりに君は動かない
なのに僕はこんなにも単純に動いてしまう
やっぱり彼女は
ずるい
結局3回全部ノーマンが勝ったけど、時間的にも皆の体力的にも限界で、Aは鬼ごっこやりません
ノーマン(やられた…)
524人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきがみ(プロフ) - ガールガールさん» ありがとうこざいます!!嬉しいです!! (2019年4月3日 13時) (レス) id: b58dff5885 (このIDを非表示/違反報告)
ガールガール - 本当に面白いです!読んでて楽しいです (2019年4月3日 12時) (レス) id: 4b6999800d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきがみ(プロフ) - サヤカさん» ありがとうございます!!そう言って頂くとかなり励ましになります!リクエストなどあれば言ってください!! (2019年3月31日 10時) (レス) id: b58dff5885 (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - 主さんののほほんとした書き方すごいです!!いつも楽しみです! (2019年3月30日 18時) (レス) id: 032d885f3a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきがみ(プロフ) - 雨と無知@雨100%さん» コメント、リクエストありがとうございます!!ママとのお話ですね!すぐに書いて来ます!! (2019年3月21日 14時) (レス) id: b6cfb6d4ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆきがみ | 作成日時:2019年3月17日 22時