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「呪術師続けるなら、喧嘩売る相手は選ぶことね」
床に倒れてる野薔薇と銃を構えている真依。
見た感じ野薔薇はそこまで怪我をしていなさそうだ。恵は大変なことになっているけど。
「ウチのパシリに何してんだよ、真依」
「あら、落ちこぼれ過ぎて気づかなかったわ、真希」
バチバチ、と姉妹喧嘩が始まりそうだ。
ここは私の出る幕じゃないな。
すすす、と後ろに下がり壁に寄りかかって会話が終わるのを待っていた。
「落ちこぼれはお互い様だろ。オマエだって物に呪力を篭めるばっかりで、術式もクソもねぇじゃねぇか」
「呪力がないよりましよ。上ばかり見てると首が痛くなるから、たまにはこうして下を見ないとね」
「あーやめやめ、底辺同士でみっともねぇ。野薔薇!! 立てるか?」
「……」
野薔薇からの返事はないけど、とっくのとうに起きてる。
さては真依に一泡吹かせようとしてるな。
「無理よ、しばらく起きないわ。それなりに痛めつけたもの」
野薔薇の考えを察したのか、真希は真依を挑発する。
「何? やる気?」
そろり、と後ろから野薔薇が真依を絞める。
「ナイスサポート真希さん」
なんだかガタガタもめていたけど、東堂の登場でしぶしぶ帰って行った。
嵐のような二人だ。
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作者名:あわ | 作成日時:2023年12月3日 20時