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指定された場所に行くと、そこは山奥。

 隠れてるな、しかもこの気配、特級か。


「わかってるから早く出てきなさいよ。こっちはずっと働き詰めでイライラしてるの。早く終わらせたいんだけど」


 奥から呪霊がやってくる。

 目から樹を生やしていて、なかなか強者オーラを醸し出している。
 未登録の特級? 最近、特級の動きが活発になっている。誰かが裏で糸を引いているのかしら。


「縺ゅ↑縺溘′魑エ逾樣コ励〒縺吶°」

「っ!」


 なにこれ気持ち悪い。
 今、言語を話したのよね? 自分で言語を確立することができるほどの呪霊なの?


「遘√◆縺。縺ッ縺ゅ↑縺溘r 必要としている」


 脳に直接話しかけているみたい。気持ち悪い……!


「鳴神A、私たちの仲間になりませんか?」

「なにを、いっているのかしら。私は呪詛師になる気はみじんもないわ」

「ではあなたを無理やりでも従えましょう」


 呪霊は木の根をこちらに伸ばし、攻撃してくる。
 そこまで数が多くないし、速さもそこそこ。生まれつき目と耳が人よりいい私は、簡単によけることができる。

仲間になれと言っていたから、あくまで私の生け捕りが目的?

 私はひゅんと空へ飛ぶと、手だけを一心浄土に突っ込み草薙の稲光を取り出す。そして構えると、呪霊の首らしきところを狙いながら降下していった。


「ちっ!」


 呪霊が避けたため目の樹を切ってしまい、仕留めそこなった。

 しかしある違和感に気付く。


「あら。あなた、そこ(目の樹)が弱点なのね」

「術式を使わずに私に勝つつもりですか」

「だって使うまでもない。あなた、弱いでしょ?」


 相手をあざ笑うようにふふふと笑った。


「舐めた真似を! 油断したことを後悔させましょう!!」


 呪霊は手で掌印を結んだ。



「領域展開『朶頤光海(だいこうかい)』」

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設定タグ:呪術廻戦 , 落ち未定   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:あわ | 作成日時:2023年12月3日 20時

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