過去と今 (ページ28)

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vol.26 ページ28

アレン「はっ……はっ……はっ……くっ」

貴方「アレン……大丈夫ですか？」

アレン「あ、アハハこれぐらい平気ですよ。……くっ」

貴方「………神田さんも私が運びます。私のところに載せてください」

アレン「アハハ……大丈夫ですよ。それにAはトマを運んでくれてるじゃないですか……これに貴方は女性です。女性に重いものを運ばせて自分だけ楽な道を選ぶのは僕のプライドが許しません」

貴方「ですが……この中で私が一番軽症です。重症なアレンばかりに辛いことはさせたくないんです！」

アレン「気持ちは嬉しいよ……でも、僕は大丈夫だから心配しないでください」

貴方「………」

私は神田を見ていた。あれから目を覚まさない……アクマに受けた傷が深い……

アレン「大丈夫ですよ。A。神田はそう簡単に死なない人ですから」

貴方「………はい。」

私達はとにかく道がある限り進んだ。すると

～♪

貴方&アレン「……！」

アレン「歌が……聞こえてくる」

貴方「この近くに……グゾルたちがいます。行きましょう」