過去と今 (ページ23)

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vol.21 ページ23

トマ「神田殿」

丁度よくトマが神田のゴーレムをつれてやって来た。

神田「悪いがこちらも引き下がれんあのアクマにお前の心臓を奪われるワケにはいかないんだ。今はいいが最後には必ず心臓をもらう。……巻き込んですまない」

貴方「………」

トマ「ティキャンピーです」

トマが持ってきた、粉々になっていた石や砂たちがティキャンピーになった。

貴方「……！すごい、ティキャンピーは再生できるんですね」

神田「お前が見た、アクマの情報を、みせてくれティム」

ティムが口から映像を出して、私達に見せた。
神田は真剣にレベル2のアクマを見た。

神田「鏡のようだ……」

トマ「はい？」

貴方「逆さまですね。そのアクマ……」

トマ「逆さまと言いますと？」

神田「見てみろ、奴がモヤシに化けた時の姿……服とか武器とか……左右逆になってる」

トマ「モヤシ？」

神田「あいつの事だ。ほら、切られた偽物もよく見ると逆……」

貴方「しかも偽物は中身はカラで360度外見たけのものただ単に「化ける」能力じゃなく……このアクマは何かで対象物を写し取ることができる……そういうことですね。神田さん」

神田「あぁ、しかも写し取ったそれを装備するとその能力を自分のものにできるようだ。モヤシの左腕を変形させて攻撃してるところを見るとな………チッ…やっないなもん取られやがってあいつ……」

貴方「まぁまぁ、いいじゃないですか。それよりがんばってここを抜けましょ」

とりあえず私達は出口に向かって歩いた。