JUMPの10人目は完璧王子 (ページ3)

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薮side

今日はむもの歓迎会ってことで

10人で遊園地にいくことになった。

もちろん貸しきりで。社長が手配して

くれたらしい。大「わ～い楽しみ！」

五歳児がうるさいです。

山「有岡うるせぇ」山田はピリピリ

モード。絶叫系無理だもんな

すると車が止まった。「おはよう

ございます」薮「おはよう。ほら

のって」「はい」大「今日はむもの

歓迎会ってことで遊園地行くんだって

楽しもうな」「はい！」笑顔初めて

見た。可愛いな。意外と童顔だよな

知「僕は歓迎してないけどね」

一瞬で空気が凍りついた。しばらくの

沈黙。その空気に耐えられなくなった

俺は口を開いた。「あのさ知念なんで

そんなにむもの加入に反対なんだ？」

「みんな嫌じゃないの？これから

頑張っていかないといけない時期に

新メンバー加入です。これから10人

でやっていってくださいなんて、

しかも全く知らないしそんなに有名

じゃない子を受け入れろ？いくら

社長命令だからってそんなの無理！

僕は絶対受け入れない」薮「知念…」

山「たしかにそうだけどむもだって

苦労してんだよ？７年近くjrやって

なかなかデビュー出来なくて

ようやくJUMPの新メンバーとして

デビュー出来たのにメンバーに受け

入れてもらえない。もしむもの立場

だったらどう？嫌でしょ？」

「うん。確かにそうだ。自分のこと

ばっか考えてた。ごめん、むも」

薮「ってことは…」知「うん。受け

入れるよ」薮「よかったなむも」

「はい！」むもが一瞬悲しそうな

顔をした気がした。まぁ気のせい

だよな、みんなに受け入れてもらって

嬉しいはずだし。