みっくんと告白現場 ページ38
「さっっっぶ……、」
寒い季節になってきたなぁ。
私は寒がりだから、11月中旬でもマフラーを着けている。
あ、そういえば、みっくんも寒がりそう。
まだチェックのマフラー着けてるのかな。
そんなことを思いながら駅へ向かおうとしていると、急にメールの着信が来た。
「………あ、えいちゃん。」
メールを確認すると、よく分からない文章が目に写った。
✉『みっくんに春が来たかもね^^』
「………へ？？？？」
みっくんに、春が、来たかもね?????
「な、なんだそれ……」
私は、「みっくんが花粉症なら大変だね」と、よく分からない文章を送って、歩き始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
駅に向かうと、そこにはみっくんがいた。
「あ、みっくnー」
そして女の子も。
「………、」
その時、私は『みっくんに春が来たかもね^^』という言葉の意味をやっと理解した。
「ぇ、ま、まじかぁ…、」
……っていうか、えいちゃんやば。こわっ。
「…とりあえずここから退散しないと…、」
くるっ と方向を変えたが、私は少し立ち止まる。
………そういえば、告白現場に遭遇したことがなかった。
もちろん、私自身が告白なんてされたこと無いし、そういう現場に立ち会ったことも無い。
「…………、」
私は好奇心をくすぐられてしまった。
「ちょ、…ちょっとだけなら…、」
聞いててもいいかな？
私は興味本位で、2人の会話を盗み聞きすることにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女の子は口を開いてこう言う。
[あの……、私、…ずっと、………た。]
距離がそんなに近くない為、あまり聞き取れない。
でも、きっとあれは告白だろう。
「……でも、なんでこんな所で告白してんの…？」
今となってはもう廃れている駅だってのに。
色々とツッコミながら、私は観察する。
ー女の子は顔を真っ赤にしながら、一生懸命伝えようとしているみたいだ。
「………………、」
健気だなぁ…。
ちなみに、私からだと女の子の顔は見えるが、みっくんは後ろ姿しか見えない。
だから、私はみっくんの表情が分からないのだ。
………みっくん、どんな顔してるんだろう。
喜んでるかなぁ。
えいちゃんみたいにモテたいっていつも言ってるし。
「……ありえそー、……、」
……あれっ？
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ぱん - このお話面白い！アバとパオパオのコラボ面白いですよね！ (2019年7月31日 23時) (
レス) id: dc7d3b7ef1 (このIDを非表示/違反報告)
甘李(ｱﾏﾘ)(プロフ) - めんま さん» めんまさんありがとうございます！！そう言って頂けて凄く嬉しいです^^ (2019年4月5日 17時) (レス) id: b3cd83392c (このIDを非表示/違反報告)
めんま - めっちゃ面白い！こういうお話大好きです！ (2019年4月5日 12時) (レス) id: 49fccea4bc (このIDを非表示/違反報告)
甘李(ｱﾏﾘ)(プロフ) - やっさんさん» わー嬉しい！(´；ω；｀)ありがとうございます！ (2019年3月25日 22時) (レス) id: b3cd83392c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - このお話大好きで毎日更新されているか見るのが日課になってます！笑 頑張ってください！応援してます！！ (2019年3月25日 20時) (レス) id: 380753c720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘李(ｱﾏﾘ) | 作成日時：2019年3月21日 0時
