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『私、やっぱこのバイトみんなとやろうと思って。
昨日考え直したんだけど、私、これやらないと後悔する。
やりたい!って思ったから、私も、参加して、いいですか?』
最後、なぜかちょっと自信がなくてぽろぽろと呟くようにしゃべった。
リ「Aちゃん!嬉しいよ!」
すぐさまりっくんが私の肩をポンポンと叩いてくれた。
みっくんもよかった〜と嬉しそうな顔を見せてくれる。
みんな、暖かい。
エイジさんは昨日のことなにも知らないけど、キョロキョロと周りを見て小さく拍手してくれた。
ツ「じゃあ、この5人でバイトできるんだね〜よかった!」
ちょうどいいからそのこと話そう、とみっくんは前とは違う紙を見せてくれた。
ツ「明日から5日間お祭りがあるんだけど、
1日目から4日目までの仕事内容はほとんど同じで、
最終日はそれプラス大火の仕事。」
そ「え、大火やんの!?」
すぐさまそらが食いつく。
大火、というのはこの祭の伝統行事であって、そのままだけど、大きな火をたく。
それはそれは圧巻の光景で、初めて見た時はとても驚いた。
そんな大きな仕事に携われるなんて、すごいな。
ツ「まあそんな大役ではないけど、少し準備っていうかをやるらしい。」
みっくんがチラシを裏返し、ペンを握る。
みんなはこぞってそこに顔を集めた。
ツ「それでこの5人を2つにわけて仕事するんだけど、1つ目の仕事はいつも無料で配ってる麦茶、スイカとかの準備や配布、それからアイスや食べ物を売る屋台の運営。
んで、2つ目の仕事は毎日出てる山車の手伝いと、3日目と4日目には子供神輿の手伝い。って感じかな。」
エ「思ったよりハードだな」
ぽつりとエイジさんが呟いた。
ツ「まあまあ、やればきっと楽しいって!
それでね、山車とか子供神輿は結構力仕事だから、Aちゃんは屋台の方に回ってもらおうかなって思ってて。
残りの奴らはあみだ!おら、やるぞ!」
みっくんはドヤ顔であみだくじを出して来た。
そら、りっくん、エイジさん、みっくんの順番にスタート地点を選ぶ。
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「はーい発表しまーす。
んーと、そらと俺とりっくんが山車!エイちゃんが屋台!」
一瞬その場が沈黙に包まれた。
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サクラ(プロフ) - シロさん» どういたしまして!作者さんにも生活があるので焦らずゆっくりで大丈夫ですよ!新生活色々とお疲れ様です! (2019年4月17日 22時) (レス) id: 55e0709259 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - サクラさん» わーんありがとうございます(;_;)新生活が始まって想像以上にバタバタしているため更新遅れがちですが、今後もよろしくお願い致します。頑張ります! (2019年4月10日 23時) (レス) id: ca73ee35df (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!!次の展開楽しみですー!頑張ってください!応援してますー! (2019年4月6日 21時) (レス) id: 55e0709259 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - ありすさん» 大好きだなんて超絶嬉しいです(;_;)更新頑張りますので、これからもよろしくお願い致します! (2019年3月22日 21時) (レス) id: f7c21e5b1c (このIDを非表示/違反報告)
ありす - このお話大好きです!お忙しいと思いますが応援してます! (2019年3月22日 19時) (レス) id: e597eae0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロ | 作成日時:2019年3月11日 22時