【よう実】ヤンデレ教室

episode16 ページ16

｢ていうか！！今日も空いてないの？｣




｢逆にいつなら空いてるのよ｣





『そうね…。……明日なら恐らく…空いてるわ』




｢まじ？じゃあ明日カラオケ行こ！｣




｢いいね、いこいこ！｣




『予定に入れとくわね。ありがとう。』




｢いーえ！こちらこそだよ！｣





｢なんだかんだ言って初めてだよね！楽しみ！｣





『私も楽しみにしているわ』





にしても意外だな。


櫛田がクラスの中心だと思ったがまさかAがクラスの中心になるとは。




いやまぁ櫛田もクラスの中心っちゃあ中心だが。



なんていうか、Aと櫛田がいつも隣にいてその周りに人が集まってる感じ。




でも2人がいつも話してるかって聞かれたらあまり話しているところを見た事がないと答えるだろう。




まぁ俺には関係ないが。





そんなことよりも俺は友達を作らないとな。





Aみたいに沢山居なくても…1人や2人……






ってあれ？俺Aのことばかり考えてる？




堀北｢ホント哀れね｣



綾小路｢何がだよ｣



堀北｢本当はAと仲良くなりたいのでしょう？認めればいいのに。そんなのだから1人になるのよ｣



綾小路｢お前だってぼっちだろ｣




そう反論すると堀北はなんでもないようにひとりが好きだと言い切った。




堀北｢そうね、私はひとりが好きだもの。でもお生憎様。今日はひとりじゃないの｣




堀北が？そんなわけ…笑




心の中で笑ってやると先程まで俺の頭を占めていた人物が堀北の隣に立っていた。





『鈴音。同じ机で食べてもいいかしら？』

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