バレー部の愛が重くて困ってます。3

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1球目

A ‪〇

飛雄 ‪✕‬





影山｢一発目で負けた…だと…｣




『た、多分まぐれだよ』




影山｢もう一本だ！｣



『わかった笑』






2球目

A〇

飛雄‪✕‬



影山｢もう一本！！｣



『はいはい笑』






3球目


A〇


飛雄〇




影山｢もう一本だ！｣



『望むところ！』







そして4球目



A✕‬



『やらかした…！！』



まさかのここでミス。




これで飛雄が当てれば飛雄の勝ちになる。






影山｢(チャンス…！)絶対当てる！｣





ふぅーっと息を吐いてから飛雄はペットボトルに狙いを定めてボールを打った。





『｢(あたる…！！)｣』




そう思った瞬間ボールとペットボトルの間に翔陽がシュバッと入った。





影山｢ちっ｣




日向｢うわっ｣



レシーブするのかと思いきやボールの勢いに翔陽は吹っ飛ばされ、ボールは2階に行ってしまった。



影山｢おい！邪魔すんなボケ！！日向ボケ！！！今当たったかもしんねえのに！！｣



日向｢俺だってAにいいとこ見せたかったんだもん！！な！！とった？今俺とった！！？｣



翔陽はきらきらした笑顔でこちらにそう聞いてきたが静かに首を横に振った。





影山｢取れてねぇよボケ！！ホームランだろ！！｣




その言葉に翔陽はシュンとして｢取ってくる｣と言いながらとぼとぼ歩いた。




影山｢アホ！！…ちっ｣



『そんな怒んないで…笑。今のはしゃーないからもう一本打っていいよ』



影山｢次こそ当てるから見てろ｣




そう言って飛雄は再びボールを手にした。

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