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……
それから
数日後
山口「Aさん!」
『山口くん!』
山口「おはよう!」
『うん!おはよー!』
山口「Aさん!」
『どーしたのー?』
山口「さっきの問題わかった?」
『何となくね!』
山口「Aさん一緒にごはんたべよ?」
『私も一緒に食べていいの?』
山口「うん!いいよねツッキー?!」
月島「勝手にして」
山口「Aさん一緒に帰ろ?」
『あー、えっと…』
山口「あ…だめだったかな?ごめん…」
『うっ…だめじゃない!!!帰ろっか!!!!』
見ての通り、何故か山口くんに懐かれました。
どうして……!?
他に友達を作ろうにも山口くんと月島くんの隣にいるのが当たり前になっちゃって作れない。
山口「Aさんどうしたの?」
月島「どうせくだらない事でも考えてるんデショ」
『なっ!!そんな事ないし!!』
まぁ…
かわいいからいっか!!
それにふたりといるのは楽しいしね!
……
山口side
遡ること数日前
『ごめんね私なんかがお邪魔しちゃって』
俺は新しく出来た友達であるAさんを一緒に帰ろう、と誘った。
山口「大丈夫だよ!ツッキーも喜んでるし!!」
申し訳なさそうにいうAさんに俺はそう返した。
ツッキーが他の人(特に女子)と仲良くしてるとこなんてあまり見た事ないし!
月島「喜んでない」
そう返すツッキーにAさんは満面の笑顔で
『ほんとだ喜んでる!もうツッキーってば照れ屋さんなんだから!』
と楽しそうに言った。
「…うざ。ていうかツッキーって呼ばないでくれる?」
『えー!?喜びのあまりアイスも買ってくれるって!?嬉しいー♡ツッキー大好き♡』
「山口なんでこいつ連れてきたの??」
鬱陶しそうにツッキーは言ったが俺は知っている。
本当はそんなに嫌だと思っていないこと。
だって本当に鬱陶しかったらツッキーは無視するでしょ?
なんだかんだ言ってツッキーはAを気に入ってるんだ。
「あはは…2人とも仲良さそうで良かったよ…」
ふたりが仲良くなるのは嬉しいはずなのに、どこかもやもやする心を抑えて俺はそう言った。
『つっきー大変!山口くんが俺のつっきーなのに取られたって悲しんでる!』
Aさんが俺の顔を覗き込んだかと思えばそう言い出した。
あれ、俺悲しい顔してた…?
「山口のそれは悲しみじゃなくて僕に対しての哀れみだから。」
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ほかほかごはん(プロフ) - 五十鈴さん» コメントありがとうございます!更新させていただきました😌 (4月21日 23時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - 更新待ってます✨ (4月20日 9時) (レス) @page36 id: 8d4549b14c (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ssatsuki592@gmail.comさん» コメントありがとうございます!嬉しい限りです🥹 (4月6日 20時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ssatsuki592@gmail.com(プロフ) - 続き楽しみにしてます!こんな感想書いてすみません! (4月5日 11時) (レス) @page20 id: 350087d17e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2024年3月7日 23時